アニメーションスタジオ・MAPPAにとって初のオリジナル劇場作品となる本作は、突然起こった製鉄所の爆発事故によりすべての出口を失い、時まで止まってしまった町を舞台とした物語。いつか元に戻れるように住民たちは何も変えてはいけないルールを作り、鬱屈とした日々を過ごしていた。そんな中、中学3年生の主人公・正宗は謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは野生の狼のような謎の少女だった。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」の脚本家として知られる
瀬戸が演じるのは正宗の父親で製鉄所に勤める菊入昭宗。林が製鉄所勤務で何かと正宗を気にかけている叔父・菊入時宗に息を吹き込んだ。2人は変化を禁じられた町で退屈を持て余す正宗を見守りながら、それぞれに誰にも言えない秘密を抱えているキャラクターだ。
瀬戸は出演が決まった際のことに触れ「とても嬉しかったです。声優を務めるのは初めてなので『まさか自分が?』と思いましたし、MAPPA作品で、そして監督は岡田麿里さんですから、興奮しました」と喜び、「友人の入野自由(いりの・みゆ)に『声優をやることになったときは、何に気にすればいい?』と聞いたところ、『変に声を作ろうとしない方がいいんじゃないかな』というアドバイスをもらい、変に作り込まずに、あまり飾らずにやれたらいいなと思いました」と語った。
声優として参加する作品は「劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」に続き2作目となる林は「声のお仕事は、またいつかチャレンジしたいなという思いがあったため、とても嬉しかったです」と話し、「岡田監督ともお話させていただいて、イメージをつかんでいきました。時宗は、自分の思いや、この世界に対する考えや価値観、あとは大切な人たちに対する感情など、ふさぎこみながら生きてきた男なのかなというイメージを持って演じました」と振り返っている。
岡田は瀬戸について「飄々としているけれど、まぼろし工場の世界を支えてくださる包容力がある声で、まさに想像していた昭宗!」「声優経験がないというのが信じられません」と絶賛。林に関しては「展開が盛り上がっていくにつれて、林さんの声が本来もつ少年のような純粋さが前に出てきて、魅力的な主人公のようでした! 何度もくりかえし挑戦していただいて、その真摯さにも感動しました」とたたえた。
「アリスとテレスのまぼろし工場」は9月15日より全国ロードショー。榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲らもキャストに名を連ねた。
岡田麿里 コメント
菊入昭宗役の瀬戸康史について
昭宗というキャラクターを、第一声からばっちり掴んでいただいていました。飄々としているけれど、まぼろし工場の世界を支えてくださる包容力がある声で、まさに想像していた昭宗! そしてなにより、アニメの絵に乗った時に自然になるお芝居をしてくださって驚きました。声優経験がないというのが信じられません。
菊入時宗役の林遣都について
低めの大人っぽい演技のどこかに、生真面目さもしっかり感じる時宗を演じていただきました。展開が盛り上がっていくにつれて、林さんの声が本来もつ少年のような純粋さが前に出てきて、魅力的な主人公のようでした! 何度もくりかえし挑戦していただいて、その真摯さにも感動しました。
SHIMAO @shimaou
こっこのビジュでインタ受けてたんですかっ⁉️💦
大好物のお髭ー🤣
早く見たーい
#林遣都
https://t.co/nLEuQJ3QJl