恋する衝動が世界を壊す、岡田麿里の新作「アリスとテレスのまぼろし工場」ポスター到着

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」の脚本家として知られる岡田麿里が監督を務めた劇場アニメ「アリスとテレスのまぼろし工場」のポスタービジュアルが解禁。中学3年生の主人公・正宗と謎めいた同級生・睦実が見つめ合う横顔が描かれている。キャッチコピーは「恋する衝動が世界を壊す」。

本作は突然起こった製鉄所の爆発事故によりすべての出口を失い、時まで止まってしまった町を舞台とした物語。正宗は気になる存在の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこには言葉を話せない、野生の狼のような少女がいた。この出会いは“変化を悪”とする世界の均衡を崩す始まりだった。

榎木淳弥が正宗、上田麗奈が睦実、久野美咲が謎の少女・五実に声を当てるほか、瀬戸康史が正宗の父親で製鉄所に勤める菊入昭宗、林遣都が何かと正宗を気にかける叔父・菊入時宗に息を吹き込んだ。アニメーション制作は「この世界の片隅に」や「劇場版 呪術廻戦 0」などを手がけたMAPPA。同社はワーナー・ブラザース映画と共同配給も担う。

ポスターでは2人の恋する衝動が世界の均衡を崩し始めるさまを表現。正宗と睦実の背景には光に包まれた工場風景が広がり、ひび割れのような筋が、縦横に走るのが見てとれる。岡田は制作発表時に「曖昧な世界でもがく少年少女たちが、“恋心”を武器に運命と戦う物語です」と語っていた。

このたび7月28日に発売されるムビチケ前売券の詳細も明らかに。オンライン限定の購入特典には特別スマホ壁紙が用意された。全国のローソンでは、限定グッズの温感マグカップ＆アクリルコースターセットが付いたムビチケも販売される。

「アリスとテレスのまぼろし工場」は9月15日より全国ロードショー。