本作は突然起こった製鉄所の爆発事故により出口を失い、時まで止まってしまった町を舞台とした物語。主人公の正宗は気になる存在の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこには言葉を話せない、野生の狼のような少女がいた。榎木淳弥が正宗、上田麗奈が睦実、久野美咲が謎の少女・五実に声を当てた。アニメーション制作は「この世界の片隅に」「劇場版 呪術廻戦 0」などを手がけたMAPPAが担当。
IKKOは登壇するなり「まぼろしー!!」とおなじみのワードを繰り出し拍手喝采。「マネージャーと『アリスとテレスの“まぼろし”工場』だから呼ばれたのかな?って話してた(笑)」と明かすと、松村も「今日はまぼろし担当(IKKO)とアニメ担当(松村)ということで呼んでいただけみたいでうれしいです」と笑顔で挨拶した。ひと足先に映画を観たIKKOは「製鉄所の爆発事故をきっかけにすべてが一瞬にして変わっていく、ストップする話なんだけど、そこからどうやって脱出していくんだろうと思いながら観てて、恋の力ってすごいなあ!って思いました」と感想を明かした。
乃木坂46の在籍時に、岡田が脚本を手がけた「心が叫びたがってるんだ。」に主題歌として参加していた松村。「人生で岡田さんの作品、めっちゃ観てる。みんなが憧れるようなきれいな青春じゃなくて、誰もが持つ苦い青春の思い出をリアリティを込めて描かれるのがとても上手」と岡田作品の魅力を熱弁。MCから衣装のテーマを聞かれると「……初恋です! ピュアだからこその衝動、私も映画を観て、こういう恋をしたいなと思いました!」と答えた。さらに「“恋の衝動”がテーマってすごい面白いなって思って。恋がテーマの作品は多いと思うんですけど、感情を抑え込まれるっていうのが今っぽい。共感できる方が多いと思う」と紹介。IKKOも「時代的にそうだよねー。ここ4年くらい、世界中がみんな家から出ちゃいけないとか、そういう時代だったから、余計響くのかなって思う」と話した。
さらにイベントでは、松村がIKKOに恋の悩みを相談。神妙な面持ちで「好きを信用できない……」と話すと、IKKOも「わかるー! 昔はよく『世界中で一番好き?』って聞いてた。確かめたくなっちゃう」と強く共感した。松村は「好きだよって言われたら、どれくらい?って聞いちゃう。何年もかけて疑っちゃう。1日1回は好きって言われたい。メッセージは100件くらい溜まっていてほしい」と“重めの愛”を要求する独自の恋愛観を吐露。マスコミ陣がどよめく中「ちゃんと好きって言ってます?」と、松村が男性記者に詰め寄る場面もあった。
最後に松村は「岡田麿里さんとMAPPAさんの個性がぶつかるとこんなに素晴らしい作品ができるんだなと。劇場の大スクリーンで観てもらえたらうれしいです!」とアピール。IKKOは「閉ざされた世界に迷い込んだときに、希望が見えないとなかなか前に進めない。そんなときに打破していくのが恋の力。ぜひ皆さん観てください。勇気をいただけます」と話し、イベントは幕を閉じた。
「アリスとテレスのまぼろし工場」は9月15日より全国ロードショー。
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“重めの愛”を要求する松村沙友理、岡田麿里の新作イベントで恋愛観明かす https://t.co/n6iH7zvBbn