「
池松壮亮が主人公の本郷猛 / 仮面ライダーを演じた本作は、1971年から1973年に放送された特撮ドラマ「仮面ライダー」をベースにした新たなオリジナル作品。市川は、森山未來扮する緑川イチローの母役で出演した。
イベントは、市川が庵野に質問する形で進行。「(浜辺美波演じるルリ子が劇中で話す)『ところがぎっちょん』ってなんですか?」という質問に対し、庵野は「昭和の時代のギャグなんですが、設定としてルリ子はお父さんとイチローとしか会話していないので、お父さんが言っているのをまねしているんです。あと、浜辺さんがこのセリフを言ったらかわいいかなと」と回答する。
市川から「『シン・仮面ライダー』を撮ると決まったときに1971年版の『仮面ライダー』はご覧になりましたか?」と問われると、庵野は「『シン・仮面ライダー』が決まる前からずっと観ているのでわざわざは観ていないです」と説明。続けて彼は「レーザーディスクを購入してからは、繰り返し観ていました。24、5歳くらいのときから定期的に観ています。しんどいときや疲れたときに仮面ライダーのアクションを見て元気を出しますね」と明かした。
仮面ライダーの造形的な魅力について尋ねられた庵野。「『異形』ということですね。目が大きいとか。今回はオリジナルのバランスを踏襲し、目の大きさにはこだわりました」と語る。また市川が「ライダーたちはなぜトレンチコートを着用してるのですか?」と問うと、「今回は『防護服を着たままにする』という設定にしてあります。普段はコートで防護服を隠している設定です。ビジュアル的にもアクションの際にコートが動くのがいいと思ったので、コートを着用させました」と答えた。
最後に市川は「こんな温かい拍手をいただけて、出る前は2人だけだし、聞き手役もやったことなかったので、すごい緊張していたのですが、温かい気持ちで私自身も楽しんで一緒に時間を過ごすことができました」と伝える。庵野は「こういうイベントは『式日』以来であんまりやっていないのですが、この作品をすごく好きでいてくださる人のおかげで、このような機会を作ることができました。感謝の気持ちを、今日のような話で少しでも返せればと思っています」と呼びかけ、イベントを締めた。
「シン・仮面ライダー」は全国で公開中。
関連記事
庵野秀明の映画作品
リンク
開田裕治-GODZILLA GENERATION の逆襲 応援計画クラファン実施中 @kaidaikaizyu
【イベントレポート】庵野秀明「シン・仮面ライダー」を特別解説、聞き手役で市川実日子が登壇 https://t.co/pw223e2HkT