第35回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが本日11月2日に東京・東京国際フォーラムで行われ、各部門の受賞結果が発表された。
コンペティション部門の東京グランプリ / 東京都知事賞に選ばれたのは、スペインの人里離れた山間の村を舞台に、農耕生活を始めたフランス人の中年夫婦と地元の有力者とのあつれきを描いた心理スリラー「ザ・ビースト」。審査委員長の
また同作からは
審査委員特別賞は「第三次世界大戦」に。第2次世界大戦を扱った映画のヒトラー役の俳優が降板し、エキストラで参加していた日雇い労働者が代役に抜擢されるブラックコメディだ。授賞式に登壇したキャストのマーサ・ヘジャーズィは、監督のホウマン・セイエディのメッセージを代読。セイエディは「あなた方と一緒にいられなかったこと、あなた方の文化や伝統に触れられなかったのはとてもつらいことです。しかし私はもう何年も前から皆さんの声を聴いているのです。俳句を詠むたびに、村上春樹やカズオ・イシグロの本を開くたびに、黒澤映画を観るたびに、私は皆さんのことを理解できます」と日本の観客に向けてコメントした。
最優秀女優賞は
また今年は、特別功労賞が
最後にテイモアが総評として「経験豊かなフィルムメーカーたちがコロナの中で、そして資金集めが容易ではない状況でも、想像力を駆使して新たな作品を制作されていることを素晴らしいと感じます」と述べる。映画祭チェアマンの安藤裕康は、映画祭への来場者が昨年の倍以上になったことを来場者に報告しつつ、「いろいろな場所でイベントを実施させていただき、映画祭としての存在感、華やかさを増すことができたのではないかと思います」と振り返り「今、日本は国力が弱くなっているのではないかとか、自信をなくしている状況でございますけど、私は芸術文化に関する限り、まだまだ日本は世界で勝負できるというふうに思っております。東京国際映画祭は、映画を通じて世界との架け橋になりたい。これからも飛躍していきたいと思っております」と映画祭を締めくくった。
第35回東京国際映画祭 受賞結果
コンペティション部門
東京グランプリ / 東京都知事賞
「ザ・ビースト」(監督:
審査委員特別賞
「第三次世界大戦」(監督:ホウマン・セイエディ)
最優秀監督賞
ロドリゴ・ソロゴイェン「ザ・ビースト」
最優秀女優賞
最優秀男優賞
最優秀芸術貢献賞
「孔雀の嘆き」(監督:サンジーワ・プシュパクマーラ)
観客賞
アジアの未来部門
アジアの未来作品賞
「蝶の命は一日限り」(監督:モハッマドレザ・ワタンデュースト)
Amazon Prime Videoテイクワン賞
該当なし
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3冠に輝く🏆️
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美しい自然の中の不穏な気配に終始緊張😅
夫婦愛 兄弟愛 親子愛…💕
それぞれの正義追及が細やかで
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