TIFF交流ラウンジ、橋本愛が是枝裕和とトーク「死ぬまで女優をやりたい」

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橋本愛是枝裕和のトークショーが、本日10月31日に東京のmicro FOOD & IDEA MARKETで行われた。

左から是枝裕和、橋本愛。

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橋本愛

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第35回東京国際映画祭と国際交流基金(JF)の共催プログラムの一環である「交流ラウンジ」として開催された本イベント。2年連続で本映画祭のフェスティバルアンバサダーを務めた橋本は「昨年は映画祭の存在や、上映作品を広めることが役割だと思い活動していましたが、今年は俳優として、気持ちや意見を発信する場にできたらと思い取り組みました。緊張しましたが、1個人が気持ちを発信しても、皆さん友好的に受け入れてくださるということが発見でした」と思いを明かす。

是枝裕和

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是枝から「(映画に)出演する側として、ここは変えたほうがいいと感じることは?」と質問された橋本は「夢の話かもしれませんが、撮影時間が短くなるといいと思います」と回答。是枝も共感しながら「韓国での現場は、穏やかだった。ちゃんと寝て、ちゃんと食べていると人は怒鳴らなくなる。正直休んでモチベーションを維持できるのか最初は不安になったが、休んだほうが明らかにリスタートの効率がよくなると感じた」と自身の経験を語る。

「おばあちゃんになってもこの仕事をするという想像ができるようになったのはここ3、4年」と話す橋本。彼女は「成島出監督の『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』に参加し、お芝居を1から教えてもらった。それまでは、こうじゃないと思いながらも自己流だったので、ジレンマがあって。専門的な観点から、改めてメソッドを教えてもらいました」と振り返った。

左から是枝裕和、橋本愛。

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是枝は、「なんとなく(芝居が)うまい子が増えてるよね?」と切り出し、「オーディションで10代の子を見ていても、ベースが上がっている。演じることをきちんと考えている若い子が増えているので、負けないように監督も成長しないと」と伝える。

映画館の話題が出ると、橋本は「実は今年はほとんど行っていなくて。というのも昨年の交流ラウンジで、映画を観て概念として感じるものはあるんですけど言葉として発語するときに拙くなってしまって。小説や音楽に日頃から濃厚に触れて、映画に戻ったときに語彙を持って語れるようになったので、近頃は映画よりもほかの芸術に触れる時間が多いです」と述べた。

左から是枝裕和、橋本愛。

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「10年後、20年後はどうしてたい?」と是枝が尋ねると、橋本は「できるだけ、死ぬまで女優をやりたい。英語を勉強したいです」と今後の目標を発表。最後に是枝は「映画祭なので、映画を観ることがメインではありますが、こういう時間も貴重ですので、またご参加いただきたいです」と呼びかけた。

このトークショーの模様は後日、東京国際映画祭のYouTubeチャンネルにて公開される。

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