ティルダ・スウィントン主演「ヒューマン・ボイス」新カット、インテリアの数々写す

ティルダ・スウィントンが主演した短編映画「ヒューマン・ボイス」の場面写真が一挙到着。インテリアやファッションを写し出したカットが公開された。

ペドロ・アルモドバル初の全編英語劇にあたる本作は、ジャン・コクトーの戯曲「人間の声」を題材にした物語。元恋人を待つ女性が絶望を味わい、理性を失い、そして彼と電話をしているうちに感情をあらわにしていくさまが描かれる。主人公をスウィントンが演じた。

美術監督のアンチョン・ゴメスは採用した家具について「ロサンゼルス、パリ、イタリア、マドリッドから集めました。いつものように、監督のプライベートコレクションの作品も多数使用しました。数々のインテリアは主人公の一部であり、キャラクターとリンクしています」とコメント。絵画に関しては、ほぼすべてアルモドバルの作品や私物だという。そのうちの1点をプレゼントされたスウィントンは「背面にメッセージを書いて贈ってくれました。自宅に飾っています」と述べている。また「万引き家族」「キル・ビル」「ファントム・スレッド」「ティファニーで朝食を」「風と共に散る」のDVDなども小道具として使用された。なお本作の衣装は劇中で6回以上変わっており、その大半をデムナがデザインしたバレンシアガのアイテムが占めている。

アグスティン・アルモドバル、犬のダッシュも参加した「ヒューマン・ボイス」は11月3日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほかで上映。