ティルダ・スウィントンが主演、アルモドバルの英語劇「ヒューマン・ボイス」公開

ペドロ・アルモドバルが監督、ティルダ・スウィントンが主演を務めた短編映画「The Human Voice」が「ヒューマン・ボイス」の邦題で公開される。

アルモドバルにとって初の全編英語劇にあたる本作は、ジャン・コクトーの戯曲「人間の声」を自由に翻案した物語。元恋人に別れを告げられたばかりの女性が、彼と電話をしているうちに感情をあらわにしていくさまが描かれる。

主人公をスウィントンが演じ、そのほかアグスティン・アルモドバル、犬のダッシュが参加した。アルモドバルはスウィントンについて「抽象的で演じるには困難があるこの役には、真実味と感情を持たせる優秀な女優が必要だった。彼女は才能の幅広さを証明した。彼女の知性と意欲、そしてとてつもない才能と、私に対する絶対的な信頼が大きな役割を果たした。すべての映画監督がこういう気持ちになれることを願う」と語った。

YouTubeでは予告編が公開中だ。

「ヒューマン・ボイス」は11月3日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほかで上映。鑑賞料金は800円均一に設定された。