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櫛木理宇の同名小説を実写化した本作は、24人もの若者を殺した連続殺人鬼・榛村大和と、大学生の筧井雅也を軸にしたサイコサスペンス。ある1件の殺人の冤罪を主張する榛村の依頼で、雅也が事件を独自に調べていくさまが描かれる。阿部が榛村、岡田が雅也を演じ、謎の男・金山一輝に岩田が扮した。
岩田は初見の感想を「午前中の試写で観たんですが、少し食欲がなくなりましたね」と吐露しつつ、榛村の印象を「邦画の中でここまでのサイコキラーは……(いないんじゃないか)。邦画史に残るインパクト」と明かす。阿部は殺人鬼の役作りを問われると「普段パン屋さんにいるときは普通の人。普通の人に見えるよう普通に演じました。“晴れときどき殺人”とか、そんな感じですね」と話した。
白石曰く、岡田は初号試写と同じ日に複数回鑑賞したそう。「『2回目、3回目とどんどん面白くなってきました』と言っていて。中毒性がある映画。1回目は雅也の視点で、例えば2回目は榛村の視点になって観るとまた違った部分が見えてくる」と続けた。岡田は「自分の芝居を面白い、純粋にこの作品を観てほしいと強く思えました。僕自身にとっても思い入れのある映画。特に同じ世代の方に観てほしい」とアピールする。
普段とは異なる長髪姿を披露した岩田が「ちょっと母親に似てる(笑)。僕、顔は母親似なんですよ」と明かす場面も。金山は岩田が「普段、白石監督は僕のことをどう見てるのか?」と疑問を感じるほど、クセの強い役どころだ。白石は「金山は俳優としての力を必要とする難しい役。岩田さんは役の上では存在感を消してくれながら、どんな姿になっても本人の色気や立ち姿のかっこよさがある。素敵な方」と称賛した。
最後に阿部は「終わってから一緒に観た人といっぱい話せる面白い作品。昨日、映画館で観たんですが、年齢層も広くて。いろんな世代の方に楽しんでもらえると思います」と話し、イベントを締めくくった。
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