EU加盟国の映画を一堂に紹介、「恋人はアンバー」など全31本を上映

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欧州連合(EU)加盟国の映画を一堂に集めて紹介する「EUフィルムデーズ2022」のラインナップが解禁された。

「EUフィルムデーズ2022」メインビジュアル

「EUフィルムデーズ2022」メインビジュアル

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第20回となる今回のメインテーマは「つながり、支え合う社会をめざして」。EUが重視する文化多様性や社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)に呼応するような作品を「愛すること、生きること」「移民たち」「人と働く、人と暮らす」「老いや障害とともに」という4つのカテゴリで取り上げる。また「舞台は歴史」「自然と人間(ドキュメンタリー)」の別カテゴリも用意された。日本初上映の18作品を含む計31本がラインナップに。4作品はオンライン限定配信となる。

1990年代半ばのアイルランドの田舎町を舞台にゲイとレズビアンの高校生男女が偽装カップルを演じる青春映画「恋人はアンバー」、杉野希妃主演でブルガリア人男性と結婚した日本人女性が思わぬ事件に巻き込まれる「ユキとの写真」、地中海の島国マルタで漁師として暮らす28歳の若者の苦悩と葛藤を描く「ルッツ 海に生きる」、パーキンソン病と診断されたミュージシャンの悲喜こもごもを描くスウェーデン発の音楽コメディ「走れ、ウイェ!走れ!」などが並んだ。

そのほかのラインナップは下記で確認を。

EUフィルムデーズ2022

2022年5月28日(土)~6月23日(木) 東京都 国立映画アーカイブ
2022年6月21日(火)~7月18日(月・祝) 京都府 京都府京都文化博物館
2022年8月23日(火)~8月31日(水) 広島県 広島市映像文化ライブラリー
2022年7月8日(金)~7月31日(日) オンライン

つながり、支え合う社会をめざして

愛すること、生きること

「恋人はアンバー」(アイルランド)
「ホーホヴァルト村のマリオ」(オーストリア)
「アレクシ」(クロアチア)
TOVE/トーベ」(フィンランド)
言葉と行動」(フランス)
オライの決断」(ドイツ)
「海に向かうローラ」(ベルギー、フランス)※オンライン限定

移民たち

「ピサの約束」(オランダ)
「ユキとの写真」(ブルガリア)
「もう雪は降らない」(ポーランド)
「アントニオとレオ」(ルクセンブルク)
「オスカーとリリ」(オーストリア)※オンライン限定
「Easy Living(英題)」(イタリア)※オンライン限定
「Gods of Molenbeek(英題)」(フィンランド、ベルギー、ドイツ)※オンライン限定

人と働く、人と暮らす

「彼女の仕事」(ギリシャ)
「オーナーズ」(チェコ)
「ルッツ 海に生きる」(マルタ)
「落とし穴」(ラトビア)
「近くの他人」(ルーマニア)

老いや障害とともに

わたしはダフネ」(イタリア)
「老人」(キプロス)
「走れ、ウイェ!走れ!」(スウェーデン)
「サンレモ」(スロヴェニア)
「イカした人生」(ベルギー)

舞台は歴史

「O2作戦」(エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア)
「神に仕える者たち」(スロヴァキア、ルーマニア、チェコ、アイルランド)
「リカルド・レイスの死の年」(ポルトガル)

自然と人間(ドキュメンタリー)

「サンクチュアリ」(スペイン)
「ザ・モール」(ノルウェー、 デンマーク、英国、スウェーデン)
「プスタ(大平原)に生きる馬たち」(ハンガリー)
「ジャンプ」(リトアニア、 ラトビア、フランス、ドイツ、米国)

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EUフィルムデーズ2022、EU加盟国の映画を一堂に紹介『恋人はアンバー』『TOVE/トーベ』『海に向かうローラ』など全31本。オンライン開催も [5月28日~、東京・京都・広島]
https://t.co/stQL5PnAe6

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