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2021年4月23日公開の「The Final」と6月4日公開の「The Beginning」で展開される「るろうに剣心 最終章」。2020年7月と8月にそれぞれ封切られる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となった。「The Final」では緋村剣心と中国大陸の裏社会を牛耳る武器商人・縁(えにし)の戦いが描かれ、「The Beginning」は剣心の十字傷の謎に迫る物語となっている。
2018年12月11日、12日に撮影されたのは、新田演じる縁の登場シーン。江口扮する斎藤一が列車の中で縁を見つける場面だ。新田はカメラが回っていない間、口元を手で押さえながらうなり声を上げのどを潰すという独特の役作りを行う。席に座っている縁があっという間に斎藤の部下たちを倒すシーンでは、新田が高い身体能力を発揮して飛び蹴りを披露した。また音声トラブルで撮影が中断した際には、江口がジョークを飛ばして場を和ませる。
縁が列車から飛び出し、ホームを駆け抜ける場面も撮影された。人々を避けながら猛スピードで走るこのシーンは何度か撮影されたが、息を切らさずまったくバテることのない新田。カットがかかったあとにカメラに笑顔を見せ、ノリノリで元の位置に戻っていく様子も見られた。
実際に駅舎として使われていた場所に、50mに及ぶホームや列車のセットを作り上げた撮影現場。スタッフは撮影が始まる1カ月以上前に現地入りし、準備を進めていたという。撮影中は慌ただしく機材が運び込まれてくることも多く、監督の
続編製作についてよく聞かれていたという大友は、過去3作で達成感を感じつつも「(佐藤)健くんが30歳になる前に撮らないと、2度とできなくなってしまうかもしれない」という思いを持っていたことを明かす。「過去作のスタッフに声を掛けたら、やりたがっている人が多いことがわかって。もう十分やったから勘弁してという人がほとんどだと思ったら……みんなマゾですね」と笑い、「健くんが21歳のときに『龍馬伝』で知り合ったんですが、30歳を前にしてやっぱり人間的に変わってきている。その中で『るろうに剣心』を撮ったら前回とは違った風景が見えてくることを確信して、しんどいけれどやってみようと思いました」と製作の決め手を語った。
大友と新田は、プロデューサーの小岩井宏悦を通して2017年に顔を合わせた。大友は新田について「感覚が日本人離れしていて、ポテンシャルがすごい。縁って一歩間違うとアニメやマンガのキャラクターにしか見えないと思うんですが、彼の肉体や感性によってリアリティのある縁になっている」と称賛。小岩井も「縁はシリーズ全部のラスボスになるわけだから、それにふさわしいスター性を持っている人を考えたときに出てきたのが彼でした。アクションも、見たら納得してもらえると思います」と自信をのぞかせた。
なお映画ナタリーでは、「The Final」の別シーンおよび「The Beginning」の撮影現場レポートも後日掲載する。
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矢崎右兵衛権佐竜座@8/6みらスタvs大分 @yazakiryuza
【制作現場レポート】「るろ剣」新田真剣佑が飛び蹴りを披露、大友啓史「リアリティのある縁になった」 https://t.co/3jTOgjCS9W 4月下旬か。とりあえず群青戦記と剣心、燃えよ剣は見るので珍しくアニメ以外で邦画見るな。