週刊少年ジャンプで連載時代の200点を超える直筆原稿やカラー原画が、「仲間とは」「正義とは」「強さとは」「命とは」「幸せとは」という5つのキーワードで分類され、展示される「25周年記念 るろうに剣心展」。佐藤健が剣心役で主演を務める「最終章」の2作では、中国大陸の裏社会を牛耳る武器商人・雪代縁(えにし)との戦いと、剣心の十字傷の謎に迫る物語が紡がれる。
大友は「るろうに剣心展」のために描き下ろされたキービジュアルを見ながら「僕の勝手な考えですが、最近の剣心の画のタッチは『健(たける)剣心』が入ってるような気がするんですよね」とコメント。武井は「当時のセリフを思い出しちゃいますね。ザワザワしてきました(笑)」と笑みをこぼす。「
観覧を終えた大友は「間近で見ると迫力が違いますね。和月先生がどんな思いを込めて描かれたのか、剣の一振りにどれだけの時間を込めたのか直接伝わってきました。原作から何を感じるか、原作からのインスピレーションを得ようと思って読んでいたときの熱を思い起こさせられました」と興奮した様子。一方の武井は「監督と一緒に回って映画化当時の思いと大変さが伝わってきました。あれから10年経ったとは思えないですけど、1作目からの撮影をすごく思い出しました。こうやって剣心たちと一緒に過ごしてきたんだなと強く感じました」と語る。
和月は展覧会のために、京都編における剣心と志々雄真実の戦いを描いた「剣闘図」を描き下ろした。同じ戦いを「るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編」で描いた大友は「このシーンを実写化したときは相当悩みました。剣と剣の戦いだけではなく、ある時代を背負った男と男の意地のぶつかり合いというのが、この画には出ていますよね。あのシーンは健くんも野獣のような顔付きに変わって。そういった迫力や剣撃の深さ、スピードを1枚で表現するのは本当にすごい。僕らは何時間もかけて描いたシーンでしたので」と述懐。武井も「私はどうしても、健さんと藤原竜也さんに見えてしまいますね(笑)。当時の撮影を鮮明に思い出します」と懐かしんだ。
武井はシリーズへの思いを「このシリーズに参加できるのはすごくうれしいですし、海外へ行ったときに“薫”として見られることもあり、こういったグローバルな作品に携わることができて光栄でした」と告白。薫というキャラクターについては「信念を貫き、自分の思いを曲げずに立ち向かっていく姿はずっと変わらない。そういった薫の姿が本当に好きです。芝居をしながら薫の気持ちに寄り添い、共存して、感慨深い気持ちになりました」と語った。
また武井は、神谷道場のメンバーとの撮影を「『ただいま』という気持ちが強かったです。うっかり素に戻ってしまうくらいの空気感でした。久しぶりの現場だったんですが、自然とスイッチが入りましたし、最高に楽しかったですね」と回想。さらに「剣心が横にいてくれたからこそだと思っています。目の前に剣心がいて、横に弥彦がいると神谷道場の日常を思い出させてくれる。撮影と言うよりは、ごはんを食べている途中で撮られている感覚でした」と振り返った。
「25周年記念 るろうに剣心展」は3月7日まで開催。「るろうに剣心 最終章 The Final」は4月23日、「
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武井咲「るろ剣」撮影は“ただいま”の気持ち、大友啓史と一緒に「るろ剣展」を観覧 - 映画ナタリー
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