ヴァンサン・マケーニュが小津安二郎をまねる「ハッピー・バースデー」本編映像

カトリーヌ・ドヌーヴ主演作「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」の本編映像の一部がYouTubeで公開された。

俳優としても活動するセドリック・カーンが監督を務めた本作は、フランス南西部に暮らすアンドレアの70歳の誕生日会を巡る物語。家族がお祝いに駆け付ける中、行方不明だった長女が突然現れたことで、それぞれが抱える過去や秘密が次々と暴かれていくさまが描かれる。ドヌーヴがアンドレアを演じ、エマニュエル・ベルコが長女クレール役で出演。カーンが長男ヴァンサン、ヴァンサン・マケーニュが次男ロマンに扮した。

家族の昼食風景を撮ろうとする映画監督志望のロマンが、小津安二郎に言及するシーンを収めた今回の映像。彼が「広角の固定撮影、小津の手法だ。舞台のように定点から家族を捉える」と語る様子や、恋人のロジータから「じゃ、位置が高い」「小津はローポジションよ」と指摘されるさまが切り取られた。

「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」は、1月8日より東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開。