「孤狼の血」続編がオール広島ロケで撮了、白石和彌「デビュー作以上に武者震い」

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2017

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孤狼の血」の続編である「孤狼の血II(仮題)」の撮影が終了。監督・白石和彌のコメントと作品ビジュアルが到着した。

「孤狼の血II(仮題)」ビジュアル

「孤狼の血II(仮題)」ビジュアル

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2018年に公開され、第42回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞など4冠に輝いた「孤狼の血」。同作では暴力団対策法成立以前の広島を舞台に、ヤクザとの癒着をうわさされる刑事・大上章吾と、所轄署に配属となった日岡秀一の姿が描かれた。役所広司が大上役、松坂桃李が日岡役で出演した。

そして続編では、前作から3年後、大上の遺志を受け継いだ日岡の物語が、オリジナルストーリーとしてつづられる。前作のスタッフが再集結し、再びオール広島ロケによって撮影された。9月29日からの35日間にわたる撮影では、新型コロナウイルス対策が徹底され、感染者を出すことなくクランクアップを迎えた。今回到着したビジュアルには、21人の登場人物の姿が収められている。

白石は「本作の撮影ほど、デビュー作以上に武者震いしたことはありませんでした」「前作以上によりエンタメ作品として楽しんでもらえるようになっていると思います」「すごいものを皆さんに見せられるという確信がありますので、楽しみに完成を待っていただければ」とコメント。原作シリーズの作者・柚月裕子は「続編が、原作シリーズでは描かれてないオリジナルストーリーで、しかも全信頼を置いている白石監督の元誕生すると聞いて、前作の一ファンとして純粋に嬉しかったです」と述べた。

「孤狼の血II」は2021年に公開。

白石和彌 コメント

本作の撮影ほど、デビュー作以上に武者震いしたことはありませんでした。映画界をはじめ世の中が苦しい状況の中で「孤狼の血」の続編の撮影をさせてもらえるということで、色々なことをぶっ飛ばせるような映画にしなければならないという想い、そして僕たちが映画をつくることで、少しでも呉、広島に恩返しが出来ればという想いがありました。撮影を受け入れてくれたことに本当に感謝していますし、そういった中で無事クランクアップを迎えられて安心しました。今回は原作シリーズに描かれていない日岡の物語となりますが、エンターテインメントとしてどこかぶっ飛んでいて、なおかつめちゃくちゃ面白いものというのを目指しました。アクションしかり、お芝居しかり、前作以上によりエンタメ作品として楽しんでもらえるようになっていると思います。撮影が苦しい時もありましたが、エンタメを目指すということは妥協しないでやりきった自信があります。まだ僕自身撮影を終えたばかりですが、すごいものを皆さんに見せられるという確信がありますので、楽しみに完成を待っていていただければと思います。

柚月裕子 コメント

「孤狼の血」の続編が、原作シリーズでは描かれていないオリジナルストーリーで、しかも全信頼を置いている白石監督のもと誕生すると聞いて、前作の一ファンとして純粋に嬉しかったです。私自身前作を見て胸が震えて、まだまだ日岡であったり、「孤狼の血」という作品の先を見たいと思っていたので、続編の製作が決定した時「またあの衝撃が体験できる!」と興奮しました。前作は非常に熱い映画でありました。きっと今作でも前作以上の熱さとか、何よりも日岡の成長であるとか、日岡を取り巻く人間模様が色濃く描かれていると思うと、今から完成が楽しみです。

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(c)2021「孤狼の血Ⅱ」製作委員会

読者の反応

むらたえりか @eripico___

オリジナルストーリーなのか!

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