沖田修一「おらおらでひとりいぐも」が釜山映画祭へ、田中裕子と蒼井優の出演作

2

325

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 50 106
  • 169 シェア

沖田修一監督作「おらおらでひとりいぐも」が第25回釜山国際映画祭のアジア映画の窓部門に出品される。

「おらおらでひとりいぐも」ビジュアル

「おらおらでひとりいぐも」ビジュアル

大きなサイズで見る(全14件)

「おらおらでひとりいぐも」

「おらおらでひとりいぐも」[拡大]

10月21日から30日にかけて開催が予定されている釜山国際映画祭。アジア映画の窓部門はさまざまな視点とスタイルを持つアジアの監督たちの優れた作品を紹介する部門で、過去には吉田大八の「羊の木」が同部門の最高賞であるキム・ジソク賞に選ばれた。本年は外山文治が監督、村上虹郎と芋生悠がダブル主演を務めた「ソワレ」も同部門に招待されている。

沖田修一

沖田修一[拡大]

沖田の作品が釜山国際映画祭に出品されるのは今回が初めて。同映画祭でのワールドプレミアを前に、沖田は「一人で暮らす、おばあさんの寂しさとの心の葛藤を、描いた作品です。変わった形ではありますが、おそらく、どこの国でも、思いあたる話ではないでしょうか。釜山でどんな反応があるのか、今から楽しみにしております」とコメントしている。

また同映画祭のプログラマーは「沖田修一監督の作品は、いつも穏やかで、温かな『救い』です」と表現し、本作もまた「安らぎを必要としている我々の今の時代にささやかな感銘を与えてくれる作品」だと評した。

若竹千佐子の同名小説を実写化した「おらおらでひとりいぐも」では、夫に先立たれた主人公・桃子さんの日々が描かれる。 田中裕子が75歳の桃子さん、蒼井優が20歳から34歳までの桃子さんを演じたほか、東出昌大濱田岳青木崇高宮藤官九郎らが出演している。

「おらおらでひとりいぐも」は11月6日より全国ロードショー。

沖田修一 コメント

このたびは、釜山国際映画祭「アジア映画の窓部門」での上映、ありがとうございます。「おらおらでひとりいぐも」という作品は、一人で暮らす、おばあさんの寂しさとの心の葛藤を、描いた作品です。変わった形ではありますが、おそらく、どこの国でも、思いあたる話ではないでしょうか。釜山でどんな反応があるのか、今から楽しみにしております。

釜山国際映画祭プログラマー コメント

沖田修一監督の作品は、いつも穏やかで、温かな「救い」です。
ひとりぼっちになってしまった高齢女性の人生を、
繊細かつユーモアたっぷりに描いた「おらおらでひとりいぐも」もまた、
安らぎを必要としている我々の今の時代にささやかな感銘を与えてくれる作品です。

この記事の画像・動画(全14件)

(c)2020 「おらおらでひとりいぐも」製作委員会

読者の反応

  • 2

HAL ♂ @izorac

沖田修一「おらおらでひとりいぐも」が釜山映画祭へ、田中裕子と蒼井優の出演作(コメントあり) https://t.co/wPxlvapP05

コメントを読む(2件)

リンク

関連商品

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 おらおらでひとりいぐも / 沖田修一 / 田中裕子 / 蒼井優 / 東出昌大 / 濱田岳 / 青木崇高 / 宮藤官九郎 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。