「
ベルギーに暮らす13歳の少年アメッドを主人公とした本作。ごく普通の少年だった彼が、尊敬するイスラム指導者に感化されて過激な思想にのめり込み、その考えを認めない教師を殺さねばならないと思い込んでいく姿が描かれる。8本連続でカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されたダルデンヌ兄弟は、本作で監督賞に輝いた。
公開された映像は、ダルデンヌ兄弟それぞれのベルギーの自宅で収録されたもの。兄・ジャン=ピエールは「皆さんが私たちの若いアメッドの旅を、夢中になって観て下さることを期待しています」と話す。弟のリュックは「私たち二人はこの映画を作った時まるで映画の中のアメッドの母親のような気持ちでした。つまり主人公は母親の手から逃げるように私たちからも逃げていきます。その少年を元の人生に戻そうと試みました」と説明した。
「その手に触れるまで」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで近日公開。
関連記事
ジャン=ピエール・ダルデンヌの映画作品
関連商品
tAk @mifu75
「その手に触れるまで」ダルデンヌ兄弟がベルギーの自宅から映像でメッセージ https://t.co/udtI3WQ0bX