少年が殺害計画のために準備したものは？ダルデンヌ兄弟の新作、本編映像が到着

ジャン＝ピエール・ダルデンヌ＆リュック・ダルデンヌ兄弟の監督作「その手に触れるまで」の新たな本編映像が、YouTubeで公開された。

本作は、ベルギーに暮らす13歳の少年アメッドが、イスラム指導者に感化されて過激な思想にのめり込み、その考えを認めない教師を殺さねばならないと思い込む姿を描く物語。ダルデンヌ兄弟は本作で第72回カンヌ国際映画祭の監督賞を獲得した。

映像に収録されたのは、アメッドが殺害計画を実行に移すための準備をするシーン。ダルデンヌ兄弟はアメッド役にイディル・ベン・アディを抜擢した理由を「笑顔は子供のようで、手先は不器用な感じ、少しぽっちゃりとした子供っぽい体つき、人を殺しそうな悪人的な暴力性のない顔。そんな身体的な特徴で選んだ部分もあります」と語った。

「その手に触れるまで」は6月12日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。