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大学生の遼一が恋人の記憶を取り戻すため、“記憶屋”探しに奔走するさまを描く本作。作品のテーマにかけて「忘れられない人は?」とMCから質問が飛ぶと、山田は2019年7月に死去したジャニー喜多川の名を挙げて「ジャニーズJr.時代に『Youのこともう嫌いだよ』と言われたんです。理由を聞いたら関係ないことだったんですけど(笑)。社長に嫌われたらもう残れないなと思っていたけど、その数年後に舞台でソロで踊ったときに、終演後にジャニーさんが走ってきて『You最高』と抱きしめてくれた」と答え、「その時々を生きている人だったから、本当は好きだったか嫌いだったのかはわからない。ジャニーさんどうよ?」と天を見上げて語りかける。
同じ質問に回答するにあたって、上京して初めて映像作品に携わった際のことを振り返ったのは佐々木。彼は「映像には向いていないと考えていたら、マネージャーが『いや、いけると思うよ。向いているよ』と言ってくれた。でも本人は、今ではすっかり忘れているんです」と続ける。芳根は母の言葉を紹介したあと「すごく素敵だなと思ったら、いつも前を通る床屋さんの前に書いてあったそうです(笑)。床屋さんありがとう!」と笑い、蓮佛は「『お芝居には正解も不正解もないから、思ったようにやってみなさい』と毎日のように現場で言ってくださった」と16歳の頃に出会った大林宣彦の言葉を選んだ。
イベントでは、平川からキャストへ感謝の手紙が贈られ、山田が「平川監督だからこそ撮れた作品だとキャスト全員が思っています。この作品ができてよかった」としみじみと話す場面も。平川は「いろんな山田くんを見たいと思って作った作品。彼はそれをどんどん超えていく」と、山田は「監督がクランクアップで涙したのを見て、本当に強い思いでこの作品に挑んだんだなと感じました。主演としてそれがものすごくうれしかった」と互いをたたえ合う。また“座長”として本作を牽引した山田に、芳根は「山田さんは本当に中心に立つべき方だなと何度も思いました。キャストみんなの中身をこんなに見てくれていたんだなと、いろんなインタビュー記事を読んで驚きました」と、佐々木は「作品をよくするために心血を注いでくれた」とそれぞれ感謝を伝えた。
「記憶屋 あなたを忘れない」は全国の劇場で上映中。
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【映画『記憶屋』舞台挨拶】
今日は、「映画『記憶屋』舞台挨拶」に参加しました。
『記憶を消す能力』について、深く考えさせられました!☺️
https://t.co/bZ5PTaNP87