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日スポ大賞作品賞「新聞記者」、藤井道人へ是枝裕和が「志高い作品」と称賛

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第32回日刊スポーツ映画大賞の表彰式にて、左から松坂桃李、藤井道人、是枝裕和、北村有起哉。

第32回日刊スポーツ映画大賞の表彰式にて、左から松坂桃李、藤井道人、是枝裕和、北村有起哉。

第32回日刊スポーツ映画大賞の表彰式が、本日12月28日に東京都内で開催され、作品賞に輝いた「新聞記者」の監督・藤井道人が登壇した。

「新聞記者」は望月衣塑子による書籍を原案とした政治サスペンス。国家権力の闇に迫ろうとする新聞記者と、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務を与えられたエリート官僚の姿が描かれる。シム・ウンギョンと松坂桃李がダブル主演を務め、本田翼、田中哲司らが脇を固めた。

藤井は「最初は政治も新聞も興味ないという1人の若者で。二度ほどオファーを断りました。今この場に立たせていただき、この映画が自分の人生においていかに大きな意味があったかを実感しております。キャストやスタッフの皆様、本当にありがとうございました」と感謝の思いを述べる。また自身を「スマホでニュースを読む世代」だと話して笑いを誘い、「さまざまな記者さんを取材させていただきました。官僚の取材は大変でしたが、この映画にとって一番大事なところなので丹念にお話を聞きました」と制作過程を振り返った。

表彰式には、昨年度の受賞作「万引き家族」の監督・是枝裕和と「新聞記者」に出演した北村有起哉も参加。是枝は「志高い作品。誇らしく思いました」とたたえ、北村は「すごく優しく、フレキシブルな方でした」と藤井への印象を口にした。さらに授賞式に参加していた本作の主演・松坂桃李も壇上へ。「『これが公開されたら、僕ら(この業界に)いないかもね』とプロデューサーに言われていました。無事公開できればいいなという思いが強かったです」と並々ならぬ覚悟で本作へ挑んだことを伝えた。

映画ナタリーでは引き続き、表彰式の模様をレポートする。

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