市川染五郎が声優デビュー、杉咲花とともにイシグロキョウヘイの劇場アニメ出演

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劇場アニメ「サイダーのように言葉が湧き上がる」の公開日が5月15日に決定。市川染五郎杉咲花が声優を務めることもわかった。

「サイダーのように言葉が湧き上がる」新ティザービジュアル

「サイダーのように言葉が湧き上がる」新ティザービジュアル

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フライングドッグの設立10周年を記念した「サイダーのように言葉が湧き上がる」は、テレビアニメ「四月は君の嘘」「クジラの子らは砂上に歌う」で知られるイシグロキョウヘイの劇場監督デビュー作。劇中では、人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年・チェリーと、コンプレックスを隠すためにマスクをしている少女・スマイルが、ひと夏を通して言葉と音楽で距離を縮めていくさまが描かれる。

市川染五郎 (c)KAZUMI KURIGAMI

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歌舞伎界で活躍する現在14歳の染五郎は、本作で映画初出演にして主演、ならびに声優デビューを果たす。チェリー役を務めるにあたり「本格的な声優のお仕事は初めてですが、チェリーとの共通点を大切にしながら、自分の声でチェリーに命を吹き込むことができるよう、一体になれるよう、精一杯勤めたいと思います」と意気込みを述べた。

杉咲花

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そしてスマイル役の杉咲は「チェリーのなかでどんどん言葉が湧き上がるように、スマイルが心の底からにこりと笑うように、自分の中でしゅわしゅわと湧き上がる感情を大切に、頑張ります」とコメント。

またイシグロは、キャストの2人に関して「僕はふたりをこの作品に導くため、僕なりの“リアルな言葉”を、“どうか届いてほしい”という強い意思を便箋に込めて、ふたりに読んでもらいました。こうしてキャスト発表をふたりと共に迎えられたことは、僕にとって、作品にとって、大きなプレゼントです」と話した。

なお本作では、「交響詩篇エウレカセブン」シリーズの佐藤大が脚本、「四月は君の嘘」「アイカツスターズ!」の愛敬由紀子がキャラクターデザイン、「映画『聲の形』」「リズと青い鳥」の牛尾憲輔(agraph / LAMA)が音楽を担当。アニメーション制作はシグナル・エムディとサブリメイションが手がける。

※「サイダーのように言葉が湧き上がる」は、新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受けて公開延期となりました。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

市川染五郎 コメント

僕が勤めさせていただくチェリーは人と話すことが苦手で、声が小さいことを指摘されるシーンは僕自身と重なって見えました。本格的な声優のお仕事は初めてですが、チェリーとの共通点を大切にしながら、自分の声でチェリーに命を吹き込むことができるよう、一体になれるよう、精一杯勤めたいと思います。

杉咲花 コメント

チェリーとスマイル、2人の姿に何度も胸をきゅっとさせられました。私が声を担当させていただくスマイルは前歯が出ていることを気にしていて、なんだか共感できる部分がありました(笑)。けれどそんなコンプレックスを抱えながらも、どんな時も明るくしゃんと立っているスマイルに勇気をもらいました。チェリーのなかでどんどん言葉が湧き上がるように、スマイルが心の底からにこりと笑うように、自分の中でしゅわしゅわと湧き上がる感情を大切に、頑張ります。

イシグロキョウヘイ コメント

テクノロジーの進歩によってコミュニケーションが簡易になったこの時代、果たして“リアルな言葉”は必要なのだろうか? 僕のなかにあるこの問いに、作品を通して答えを出しました。オリジナル映画に必要なのは作り手の強い意思。突きつけられるプレッシャーに打ち克つため、自ら声をかけた最高のスタッフでこの重責にのぞみました。ストーリー、デザイン、色、映像、音楽、あらゆる要素に進むべき道を示してスタッフと共に邁進し、大画面で映える作品を作り上げたのです。

そして、主人公ふたりの声。チェリー役の市川染五郎さん、スマイル役の杉咲花さん。
チェリーの声は、シナリオを書き進めてもキャラデザインを描き起こしても色を塗っても、なかなか聞こえてきませんでした。声優や俳優だけでなくもっと広くアンテナを張った時、僕の耳は若き歌舞伎役者、当代の市川染五郎に行き着きます。歌舞伎座に足をはこび、彼のお芝居をこの目で見て、耳で聞いた瞬間、僕のなかでチェリーが完成してくれました。遠く離れた席で観劇していた僕にも“表情”が届くその芝居の技術は、まさしく声優として必要な要素を兼ね備えていたのです。

マスク越しでも澄んでいるスマイルの声は、シナリオ執筆時から僕の中でハッキリと聞こえていました。少しキーが高く特徴的、しかも聞きやすいその声の持ち主は、杉咲花さん。感情をのせた声をメロディーのように彩るセンスは圧巻で、表情が見えない場面でも、その声の芝居と佇まいですべてを観客に伝えられる。映画【湯を沸かすほどの熱い愛】で輝いた才能は僕のなかに強く印象付けられていたのです。いつか僕の作品に出演してもらいたい、そんな願望をずっと秘めていました。

僕はふたりをこの作品に導くため、僕なりの“リアルな言葉”を、“どうか届いてほしい”という強い意思を便箋に込めて、ふたりに読んでもらいました。こうしてキャスト発表をふたりと共に迎えられたことは、僕にとって、作品にとって、大きなプレゼントです。ふたりに届いた僕の意思こそがこの作品そのものである、そう感じています。

この映画はポジティブなメッセージにあふれています。映画を見終わったあとでほんの少し自分に自信が持てる、そんな僕たちのメッセージを、どうか受け取ってください。

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