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このイベントは、中島が座付作家を務める劇団☆新感線の舞台の映像を「プロメア」と併映する企画の第3弾。「プロメア」でアイナを演じた佐倉は、客席に自身のキャラクター名が書かれたうちわを発見して笑顔を見せ「さっき中島さんに心配されて『アイナは濃いキャラの中で割を食っているからなあ』って言われたんですよ」と打ち明ける。中島が「どうしても度が外れている人が目立ちますから……」と苦笑すると、佐倉は「そういう人の集団ばっかり書くから、かずきさん!」と返して笑いを誘った。
「髑髏城の七人 Season風」は、「プロメア」でガロを演じた松山ケンイチが捨之介と天魔王の1人2役を担当した作品。このたびの同時上映について、中島は「やっぱり松山くんのガロの基本になっているのは、この風髑髏の捨之介なんで。できれば『プロメア』ファンの皆さんにも観てほしいなと」と意図を説明する。また、中島は同作での松山を「見事な演じ分けですよね。これが3本目の舞台なんですが、堂々たる佇まい」と称賛。松山が捨之介役のためにカポエラを習ったことを明かし、「僕に『次の捨之介では足技使うのはどうですかね。チャンバラはほかにうまい人がいますから』って言ってきて。すごいなこの人と思いました」とエピソードを披露した。
もともと劇団☆新感線や松山のファンだったという佐倉。「(『プロメア』の)台本を読んだときに、松山さんの役が『あれ、捨之介っぽい!』って思いました」と振り返ると、すかさず中島は「悪かったな、幅がなくて!」とツッコむ。アフレコを「突拍子もない音や生々しい音を使ってくれる現場だった」と語った佐倉は「湖のシーンでは声がひっくり返っちゃったんですけど、それが採用されて。使ってもらえると思い出になるので、役者としてはうれしいです。爪痕だなと思っています(笑)」と回想した。
松山や早乙女太一、堺雅人ら俳優がメインキャストを担当した「プロメア」。その理由に関して、中島は「彼らはアフレコにブレがあるんですが、それが演技の魅力になっている。一方で声優さんたちは訓練しているので、細かいチューニングができるんです。だから、暴走しかねない人たちの周りを護送船団で囲んで、目的地に行くイメージなんですよね。護送船団のトップが佐倉さんだなって思っていました。(アイナは)数少ない人の話が聞けるキャラなので(笑)」と言及する。佐倉は「勉強になりました。手に入らない魅力を持っている方たちだったので、悔しい思いもたくさんしましたね」と真剣な表情で述懐した。
「プロメア」は全国で公開中。
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- 「プロメア」公式サイト
- 「プロメア」公式 (@promare_movie) | Twitter
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