「キングダム」山崎賢人ら11名集結、吉沢亮に本郷奏多が「顔カッコいいですよね」

「キングダム」のワールドプレミアとなるレッドカーペットイベントが本日3月27日に東京・六本木ヒルズアリーナで行われた。

「キングダム」は紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指すのちの秦の始皇帝・えい政の姿を描く歴史エンタテインメント。本日のイベントにはキャストの山崎賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、高嶋政宏、要潤、大沢たかお、監督の佐藤信介、原作者の原泰久が参加した。

ONE OK ROCKが提供した主題歌「Wasted Nights」が流れる中、出演者たちがステージに姿を現すと、会場に集まった約700人から大歓声が上がった。主人公・信を演じた山崎はファンに向けて笑顔で手を振ったあと、「僕にとって本当に大切な作品。日本映画を代表する最新技術もアクションもあり、面白い映画になっています」と自信をのぞかせる。えい政 / 漂の2役に扮した吉沢は「こんなに肌寒い中集まっていただいてありがとうございます」と感謝を伝え、「撮影前から熱い思いを持って携わってきたのでドキドキしています。中国史を知らなくても面白いと思ってもらえる作品です」と力強く述べた。

「皆さん、春が来ました」とにこやかに挨拶したのは満島。「今までいろいろなマンガ原作の映画が作られてきましたが、訳が違います。世界に誇れる日本映画ができたと思います」と続けた。長澤は「できあがった作品を観たら、スクリーンだから作り出せる迫力を持った作品になっていました」、大沢は「みんなが言うのは大げさではなくて、今まで観たことがないような、日本映画の記録を更新していくような映画になりました」と胸を張る。

その後、登壇者たちは撮影時のエピソードを語っていく。山崎は信について「無限の可能性がある、誰よりも高く翔ぶ少年です」と説明し、「気持ちを一番大切にして、全編通して全力でやるのみだと思っていました。奴隷の少年なので体が細く見えればいいと思い、だんだん痩せていきました」と回想。吉沢は、中国での撮影中に屋台で食事をしている際、偶然通りかかった原と話す機会があったという。「漂の、あるシーンを大切にしていると伺って。賢人と全力でやろうと話しました」と、山崎と一緒に気持ちを高めていたことを明かした。また山崎、吉沢と過去にも共演経験がある橋本は「ここまでガッツリなのは初めてで。どのシーンにも信と政がいてくれたので、付いて行くだけという感覚でした」と振り返る。

本郷は、成きょうを演じる際に意識したことを「なるべく憎たらしく見えるように、こいつ嫌いだなって思ってもらえるように演じました。自分で観たときに『こいつ嫌いだわ』と思ったので、成功ですね」とニヤリとした表情でコメント。MCがえい政と成きょうが兄弟であることに触れると、それぞれに扮した吉沢と本郷は見つめ合う。しばしの沈黙のあと、本郷は吉沢に「顔カッコいいですよね。兄弟でうれしいです」と言い、集まったファンの笑いを誘った。

イベントの終盤、「これぞキングダム！」と感じたことを尋ねられた登壇者たち。吉沢は「大沢さん演じる王騎が目の前に現れた瞬間。体格とか出ているオーラの説得力がすごすぎて。同じ人間なのかわからないくらい」と驚愕したことを明かす。「やっぱり熱量ですね」と切り出した山崎に対しては、満島が「それずっと隣でまさみさんが言ってたやつ！」とツッコミを入れ、会場をにぎわせた。

「キングダム」は4月19日より全国でロードショー。

※山崎賢人の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記
※高嶋政宏の高は、はしごだかが正式表記
※えい政のえいは上に亡、中に口、下左から月、女、迅のつくりが正式表記
※成きょうのきょうは虫偏に喬が正式表記