同作は「湯を沸かすほどの熱い愛」「兄を持ち運べるサイズに」の
堀田は夕平が心を寄せる紗月役で出演。坂口とは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」やドラマ「CODE-願いの代償-」に続き3度目の共演となる。朝子の幼少期役には、ドラマ「西園寺さんは家事をしない」で知られる子役の倉田が起用された。また罪を犯した夕平の弁護を担当し、事件当時の様子を朝子に伝える役目を果たす弁護士・町村善一を滝藤、娘の交際相手としての夕平を不審に思う紗月の母・東浜道代を原田が演じるほか、
YouTubeで公開された特報には、夕平が幼い朝子に話しかける穏やかな表情や、紗月と朝子とともに食卓を囲むぎこちない様子、遊園地で朝子と楽しむ場面、そして階段から倒れていく女性の姿を収録。祖母が「覚えてる? お母さんが亡くなる前の半年間だけ、父親のような人がいたことを」と告げると、朝子の「13年前、私を娘のように愛してくれたのは──母を殺した男(ひと)でした」というナレーションが挟まれる。朝子は記憶を呼び戻すかのように過去の事件について調べ始め、ついには刑務所へ出向き、「私のこと、あなたは覚えてますか?」と面会室のガラス越しに質問。13年ぶりに会った男は「私はあなたを知らない、」と答え、タイトルにもつながる言葉が交わされる。
あわせて解禁された場面写真には、夕平が風船を持った幼い朝子を優しく抱きかかえながら歩く温かなシーンが捉えられた。
なお堀田は「10年前、映画館で『湯を沸かすほどの熱い愛』を観た時から、中野量太監督の作品に出演することが一つの夢でした」と喜びを伝え、倉田は腕を振って走るシーンのために「お休みの日はお姉ちゃんたちと公園で走る練習をしました」と役作りに奮闘したことをを明かしている。堀田、倉田、滝藤、原田のコメントは以下の通り。
映画「私はあなたを知らない、」特報
堀田真由 コメント
10年前、映画館で「湯を沸かすほどの熱い愛」を観た時から、中野量太監督の作品に出演することが一つの夢でした。
この度、ご一緒させていただけたこと。そして、監督自身の手で大切にされてきた物語の一部になれたことは本当に幸せな経験でした。
監督は、発する言葉一つ一つを心から湧き上がる感情まで丁寧に掬い上げてくださる方で、私にとって、演じることを改めて見直す大切なタイミングとなる作品になりました。
撮影期間中は、紗月という人物を演じることに迷いもあり、分からなさを抱えていました。託していただいた彼女の人生をうまく表現したいという思いが強まるほど、複雑で苦しい気持ちになることもありました。しかし、それは一人で乗り越えるものではなく、話し合いを重ねながら日々、監督への信頼を胸に歩む時間でもありました。
完成した作品からは、初めて台本を読んだ時の感覚とは全く違う感情が湧き上がり、登場人物全ての気持ちがゆっくりと理解できるように感じられました。人生の儚さに触れつつ、それでも光に手を伸ばす強さを持つ温かな愛を、私自身も受け取ることができました。
決して人ごとではなく、他の誰かの人生と静かに響き合う瞬間が、観てくださる方にも届きますように。
倉田瑛茉 コメント
東浜朝子役の倉田瑛茉です。早瀬憩さんが演じる朝子の幼少期を演じました。
はじめに監督さんから「朝子は元気な子だよ」と教えてもらったので、とにかく楽しくお芝居しようと思いました。
難しかったシーンは、腕を振って上手に走らないといけないシーンです。
私は「ペンギンさん走りだね」ってママによく言われるので、上手に走れるように、お休みの日はお姉ちゃんたちと公園で走る練習をしました。
楽しかったシーンは、3人で川の字になって眠ったシーンです。
カットがかかっている間、夕平役の坂口さんやお母さん役の堀田さんにたくさん遊んでもらったのがとても楽しくて、本番で寝ていなくちゃいけなかったのですが、思い出して思わずニヤニヤしてしまいました。
監督さんにたくさん教えてもらっていろんな表情にも挑戦したので、ぜひそこにも注目して見てほしいです!
滝藤賢一 コメント
中野量太監督と初めて出会ったのは新藤兼人監督の戦争体験を語ったドキュメンタリー・ドラマ「陸に上がった軍艦」でした。サードの助監督をされていたと記憶しております。明るく穏やかな中野さんと現場でお話しするのはとても楽しかったです。あれから20年。ご自身の作品を丁寧に大切に紡いでいく中野さんのご活躍が嬉しく、いつも新作を拝見する度に、またご一緒できたらいいなぁ、なんて勝手に片思いしておりました。
「琥珀色のキラキラ」「チチを撮りに」以来13年振り、3本目になります。あの頃と変わらず現場の中野さんは激熱でした(笑)。求めるハードルが非常に高く、明確で、妥協がない。何度も何度もトライさせていただき、坂口さん、早瀬さんはじめ、共演者、スタッフの皆様に助けられながらシーンを経験していったように思います。台本を初めて読んだ時、これは難しい題材だなぁと感じましたが、中野監督らしい愛おしい作品になったと私は思います。是非多くの方に観ていただけたら嬉しいです。
原田美枝子 コメント
紗月のお母さんを演じました。ちゃんと自立させようと、厳しく娘を育てたけれど、親子の関係はあまり良くなかったようです。
その娘を殺されて、孫の朝子を育てることになって、その苦労は、並大抵ではなかったでしょう。
みんな愛情は深かったのに、伝えるのが不器用なひとたち。
でも、お母さんが、この映画のラストシーンを見ることができたなら、それまで背負ってきた重荷を、そっと降ろすことができるでしょう。と、思いました。
フォローして最新ニュースを受け取る
関連記事
映画ナタリー @eiga_natalie
坂口健太郎主演「私はあなたを知らない、」に堀田真由・倉田瑛茉・滝藤賢一・原田美枝子ら出演
「13年前、私を娘のように愛してくれたのは──母を殺した男(ひと)でした」
▼事件の一端捉えた特報解禁
https://t.co/0YRaNoSMfS
#映画私知ら https://t.co/ggN9LkfluX