ディズニー実写映画「
本作は、1941年製作の同名アニメをもとに、大きすぎる耳のせいで笑い者にされるサーカス団の象ダンボの姿を描いたもの。サーカスをイメージしたセットに、まずはサーカス団が登場し、華麗なパフォーマンスを繰り広げた。続いて、ステージの正面から西島、ファレル、バートンが1人ずつ登場。熱烈な掛け声に包まれながらゆっくりとレッドカーペットを歩き、丁寧なファンサービスを行って会場を温めた。
2年ぶりの来日となるバートンは、「日本に来るたび、元気とエネルギーをいただいています。日本はアーティストの国」と笑顔を見せる。本作に込めた思いを司会者に問われると「“空を飛ぶ象”という変てこなキャラクターのダンボが大好き。今の世の中は混沌としているので、象を象徴として純粋な感情を伝えたい」と話す。
14年ぶりの来日となるホルト役のファレルは、バートンの作品に初出演した感想を聞かれると「最悪だったよ! こんなエネルギーのある人と6カ月も一緒だなんて疲れちゃうよね!なんてね」と冗談を飛ばし、「本当に美しい体験でした。役者になってから同じくらいの時間をティムのファンとして過ごしてきたんです」と語る。そして「特にこの作品の中心には美しい心と、他人との違いを祝福するメッセージがあります。そんな作品でご一緒できたのがうれしかった」と続けた。
ホルトの吹替を担当した西島は、オファーが来たときを振り返り「監督の大ファンだったので光栄でした。あと、グッズをたくさん集めるほど象が好きなのでうれしかったです」と述べた。西島がファレルの演技について話す場面になると、ファレルは耳をふさぐお茶目なしぐさで会場を盛り上げる。それを受けて西島は「いいこと言うから大丈夫だよ」とファレルに笑いかけ、「彼が吐く息まで厳密に演出されたんです。ファレルさんが、どれだけ繊細に丁寧にキャラクターを演じていたかを、体と心を通して一緒に体験できて素晴らしかったです」と明かす。さらに、初対面のバートンとファレルについて「2人とも裏でものすごくテンションが高くてびっくりしました。日本のことを愛していて、来るのを楽しみにしていたのを感じました」とうれしそうに話した。
最後に西島は「監督の作品の主人公は、個性が強くて厳しい局面に立たされるんですが、その個性で周りの人々を幸せにしていく。僕自身もそうですし、皆さんも勇気付けられて自分らしく生きていこうと感じられると思います」、ファレルは「この作品の核にあるハートが大好き。人と違うところが、自分を大切なものにしてくれる」とそれぞれメッセージを語った。
「ダンボ」は3月29日より全国でロードショー。
※動画は現在非公開です。
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