高畑勲に追悼の声、「かぐや姫」西村義明や二階堂和美、岩井俊二から

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4月5日に82歳で死去した高畑勲。この訃報に追悼の声が集まっている。

2016年9月に「レッドタートル ある島の物語」の舞台挨拶に出席した高畑勲。

2016年9月に「レッドタートル ある島の物語」の舞台挨拶に出席した高畑勲。

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2018年3月にスタジオポノックの新作プロジェクト発表会に出席した西村義明。

2018年3月にスタジオポノックの新作プロジェクト発表会に出席した西村義明。[拡大]

高畑の遺作となった「かぐや姫の物語」のプロデューサーで、現在はスタジオポノックの代表取締役を務める西村義明は「高畑さんは、人生の中で最も豊かな経験をくださった方でした。出会い、過ごし、話し、笑ったり、怒ったり。共に映画を作れた歓びを、映画と平和にかけた情熱を、決して忘れません。本当にありがとうございました。高畑さんは、世界一のアニメーション映画監督であり、永遠にぼくの師です」とコメント。さらにスタジオポノックはSNS上で「高畑勲さん、ありがとうございました。心からの敬意と、精一杯の感謝を込めて。スタジオポノック一同」と発表した。

「かぐや姫の物語」に主題歌「いのちの記憶」を提供した二階堂和美は、自身のSNSで「高畑さんが彼岸に往ってしまったことを、ニュースアプリの速報を見た夫から聞く朝。遠くない将来そういう日がくることは何度かシミュレーションしていた気がするが、こんなふうにして来るのか。雨。」と投稿している。

また映画監督の岩井俊二は自身のTwitterアカウントにて「遠縁の親戚でもあり大学時代に高畑イズムを直に聞く機会を得て、それが自分の出発点にもなりました。アニメに挑んだ時も貴重なお話をして頂きました。花巻で宮澤賢治を語り合ったのが最後に...。アニメ界の巨匠は僕個人の中でも遥か大きな存在でした。ご冥福をお祈りします」と追悼。高畑と生前から親交のあった美術作家の奈良美智は「高畑さん、忘れがたい作品の数々、ありがとうございました。高畑さんと知遇を得たことは大きな宝物です」と語っている。

高畑の通夜および葬儀は近親者のみにて行われる。「お別れの会」は5月15日に実施予定。

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たんく @tankobe

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