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「クソ野郎と美しき世界」は、稲垣が出演した園監督作「ピアニストを撃つな!」、香取が参加し山内がメガホンを取った「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」、草なぎが出演した太田の監督作「光へ、航る」、クソ野郎★ALL STARSが出演し児玉が手がけた「新しい詩(うた)」という4つの短編からなるオムニバス映画。草なぎ、香取と一緒に完成版を観たという稲垣は「ほかの2人が参加したエピソードのことは全然知らなかったから観客になった気分でした」と振り返り、「皆さんと僕らのメモリアルとなる作品なので、うれしい気持ちでいっぱい。今から観ていただけるのは夢のような気持ちです」と感情たっぷりに伝えた。
草なぎは「これだけ個性豊かなキャストと監督さんたちが集まって、よくここまで1つになったなと思う。ここでしか集まれない一期一会の作品で……」としみじみするも、隣の太田から「え、もぐもぐタイム? “いちご”って言ったからさ!」など次々と茶々が。しかし草なぎは太田をうまくあしらいながら「こんな人が監督してますけど(笑)、今の僕らの映画に対する情熱や、あふれんばかりの気持ちがスクリーンを通して皆さんに伝わるはずです!」と作品を存分にアピールする。
香取は、およそ17年ぶりのタッグとなった山内との撮影を感慨深げに回想。そして「もちろん4つで1つの作品だけど……」と前置きしたうえで、「山内監督と僕のところが一番だなって」と胸を張る。すかさず稲垣が「みんなも(自分の作品が一番だと)思ってるよ」と冷静にツッコむと、ほかの監督陣も「それは言いっこなしって言ってたじゃん!」「掟破りだよ!」と声を上げ、園は「まあ余裕で第3話には勝ってますよ」と太田に向かって得意げな顔を向ける瞬間も。しかしすぐに「それも大人げないから(笑)」と撤回し、「トータル的にしっかりまとまってますよね」と作品全体の出来を満足そうに語る。散々ステージ上を引っ掻き回した太田も、メインキャストたちの話になると「とにかくこの3人がよくここまで……いろいろあったじゃないですか? それがこうして大きなスクリーン(の中)でのびのび演技しているっていうだけで、僕はジーンときました」と吐露して拍手を巻き起こした。
役や演技に関する話では、稲垣、草なぎ、香取がそれぞれの印象を語り合う。香取が「トップバッターの吾郎ちゃんの作品はうらやましかった。勢いがあって。それにシャワーシーンも!」と言えば、稲垣は「ああいう静かな慎吾って、今までもなくはないけど、新しいと思った。草なぎくんの役はかなりぶっ飛んでるけど、3話目で全体を締めてくれて。そこから(全員が出演する)4話目でまた幸せに包まれていくんだよね」とコメント。草なぎは「2人とも慎吾、吾郎っていう役名なのに、僕だけなぜか工藤オサムで(笑)」と疑問を呈しつつ、「全体的に不思議な世界観なんですけど、それぞれが“クソ野郎”でよかったです」とまとめた。
本日より2週間限定で上映される本作。司会者から「一般的に映画は、15万人動員するとヒットと言われます」と教えられると、香取は「2週間で15万人。そうすると次につながりますか!?」と期待を込める。そして会場に集まった観客と、全国83館で生中継されている先のファンに向けて「15万人行ったら盛大に『突破しました!!』って言うので。皆様にかかってますから!」と協力をあおいだ。なお映画の公式サイトには、観客動員数のカウンターが設置される。
※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀
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