アニメ「A.I.C.O. Incarnation」劇中の武器&メカの設定画公開

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3月9日よりNetflixで独占配信される全12話のアニメ「A.I.C.O. Incarnation」。同作に登場する武器とメカの設定画が公開された。

「A.I.C.O. Incarnation」より高出力レールガン。

「A.I.C.O. Incarnation」より高出力レールガン。

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「A.I.C.O. Incarnation」ビジュアル

「A.I.C.O. Incarnation」ビジュアル[拡大]

本作の舞台は、研究中に起きた大事故・バーストによって、人工生命体マターに侵蝕された黒部峡谷の研究都市。自らの肉体に隠された真実を知った女子高生・橘アイコが、バーストの中心地であるプライマリーポイントを目指すさまが描かれる。「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」の村田和也が監督を務め、「交響詩篇エウレカセブン」「僕のヒーローアカデミア」のボンズがアニメーションを制作。「山賊の娘ローニャ」の白石晴香がアイコ、「Re:ゼロから始める異世界生活」の小林裕介が転校生・神崎雄哉を演じる。

高出力レールガンの設定画。

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このたびデザイン画が公開されたのは、アイコとともにプライマリーポイントを目指す護衛部隊・ダイバーの武器「高出力レールガン」「コイルガン」と、彼らが搭乗する「バイポッド(二脚移動車)」「ビートル(六脚移動車)」の4種類。これらのデザインを担当した高倉武史は「人はパッとものを見た時に顔を探すというような脳の動きがあり、今回はその『顔』を必ず入れることをまず意識しました。見るとおそらくすべてのメカに必ずどこかしら顔らしいものがあると思います」と制作の裏側を明かした。

「A.I.C.O. Incarnation」よりビートル(六脚移動車)。

「A.I.C.O. Incarnation」よりビートル(六脚移動車)。[拡大]

また村田は「以前から考えていたバイオ系SF作品で、『体を奪われてしまった少女が、謎の少年の導きにより自分の体を取り戻す旅に出る』という企画です。自分の体を失ってしまうという極限状況に陥った少女は、いったい何を感じ体験するのか。その設定が今回の企画にそのまま取り込めるのではないか、ということを思い立ちました」と振り返り、「生命工学の技術が今よりも格段に進歩した時、実際に起こるかも知れない出来事として、視聴者の方に生々しい体験として感じ取っていただけたら」と見どころを語った。

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村田和也 コメント

制作のきっかけについて

プロデューサーから「一緒にオリジナル作品を作りませんか」と声をかけて頂いたのが最初です。「チームによるアクションもの」というお題をいただきいろいろ考えていく中で、近未来の日本を舞台にして、ある生物的災害により閉鎖された地域に特殊任務を負ったチームが潜入してミッションを達成する、という話を物語の骨格にしようということになっていきました。そこで思い至ったのが、以前から考えていたバイオ系SF作品で、「体を奪われてしまった少女が、謎の少年の導きにより自分の体を取り戻す旅に出る」という企画です。自分の体を失ってしまうという極限状況に陥った少女は、いったい何を感じ体験するのか。その設定が今回の企画にそのまま取り込めるのではないか、ということを思い立ちました。

作品の見どころについて

大規模生物災害という状況に対して、解決する糸口になる存在が普通の女子高生であるというそのコントラスト。特別な知識を何も持たず事態について何も知らない女の子の目線で、様々な事実が徐々に明らかになっていくスリリングさ。そういったものが視聴者の方を引き込む面白さに繋がるのではないかと思いました。生命工学の技術が今よりも格段に進歩した時、実際に起こるかも知れない出来事として、視聴者の方に生々しい体験として感じ取っていただけたらなと思っています。

高倉武史 コメント

村田和也からのオーダーについて

監督からはこんな感じのメカが欲しい、こういう風に見せたいというイメージがビジュアルとして強くあり、それをベースに肉付けし形にしていくという作業でした。いわゆる一番濃い時代の「ガンダム」とか、そういったオーダーです。こだわったのは仕様や大きさ、形、材質、あとはその時代においてどういう風にメカが生産されているかというところです。その時代のテクノロジーはどのくらいのもので、それをもとにどう設計されているというのを意識しながら形にしていきました。

デザインのポイントについて

村田監督のオーダーはリアルなものでした。ただ実写作品ではないのでリアルなものをそのまま作ってしまうのではなく、リアルなものを一度フィルターにかけないといけないと思っています。その上でアニメ的リアリティを持ったフィクションの作品に、でも作品としてみるとものすごくリアルな感じがする、というところにまず一段昇華させるんです。その上で見た人が面白いなと思うような引っ掛かりをいくつかポイントとしておいていくのですが、例えば人はパッとものを見た時に顔を探すというような脳の動きがあり、今回はその「顔」を必ず入れることをまず意識しました。見るとおそらくすべてのメカに必ずどこかしら顔らしいものがあると思います。そういったものを今回自分の中でルール付けしてデザインしました。

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(c)BONES/Project A.I.C.O.

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