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小松菜奈「一瞬一瞬を大事に」、大泉洋とのW主演作「恋は雨上がりのように」現場レポ

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映画「恋は雨上がりのように」

映画「恋は雨上がりのように」

小松菜奈大泉洋がダブル主演を務める映画「恋は雨上がりのように」。その制作現場に、映画ナタリーが密着した。

眉月じゅんの同名マンガをもとにした本作は、17歳の女子高生・橘あきらと、彼女に思いを寄せられ困惑する45歳の中年男・近藤正己の関係を描く物語。元陸上部エースのあきらを小松、あきらのアルバイト先であるファミレス“ガーデン”の店長・近藤を大泉が演じる。

2017年12月に千葉県の某所で撮影されたのは、ガーデンであきらや近藤が働くシーン。小松と大泉のほか、ガーデンの従業員を演じる磯村勇斗葉山奨之松本穂香濱田マリ篠原篤が現場にそろった。監督の永井聡が、モニターを見ながらてきぱきとスタッフに指示を出していく。

現在は使われていない店舗を利用して行われたこの日の撮影。ファミレス客役のエキストラが座るソファの革は、映画のためにすべて張り替えられた。原作のあきらと同じように髪をポニーテールにした小松が、背筋を伸ばしクールな表情で店内を歩き回るシーンを長回しでカメラに収めていくスタッフたち。何度かテイクを繰り返してOKが出ると、スタッフ、キャスト、エキストラが歓声を上げ拍手した。

フロアだけでなく、キッチンや事務所も作り込まれたガーデンのセット。店外がよく見える大きな窓のある事務所には、小説家志望だった近藤のキャラクターに合わせてさまざまな本が並ぶ。近藤のデスクの上には、夏目漱石の「こゝろ」の文庫本も。

この日は、クレームを付ける客に近藤が謝るシーンも撮影された。あきら、松本演じるユイ、濱田扮する久保が3人でその様子を見守る。基本的にクールな性格のあきらを演じる小松はカメラが回っている間は表情をほとんど変えないが、待ち時間ができると松本と一緒にボックス席へ。劇中のあきらとユイのように、話に花を咲かせていた。

小松は「あきらは見た目はクールですが、中身は意外と乙女の部分もあるので、その内側に秘めている部分を演じるのが難しそうだなと思い、一瞬一瞬を大事にしたかったので永井監督とはキャラクターについてたくさんお話させていただきました」とコメント。一方、大泉は「近藤はドキドキもするんだけど、その感情に戸惑う部分もあるといったような、微妙な心の機微を演じないといけないのでとても難しかったです」と述べる。

あきらと近藤のバックにある“挫折した者同士”という関係性。単純な“歳の差恋愛もの”ではない本作に挑戦した小松と大泉は、役作りの難しさを口にしつつ「大泉さんとの撮影の日は朝から楽しみでした。私がお芝居で悩んでいるときは一緒に話してくださり、本当に救われました」「小松さんは本当に素晴らしかったです。よくお話もしてくれ、お会いする前はクールなイメージがあったんですが、とてもかわいらしい人だなっていうのがだんだん分かってきて、私は現場で常に癒されました」と、互いをたたえた。

山本舞香、戸次重幸、吉田羊も出演する「恋は雨上がりのように」は5月25日より公開。

小松菜奈 コメント

お話をいただいたときはとても嬉しかったんですが、やはり原作がある作品は不安も必ずあります。あきらは見た目はクールですが、中身は意外と乙女の部分もあるので、その内側に秘めている部分を演じるのが難しそうだなと思い、一瞬一瞬を大事にしたかったので永井監督とはキャラクターについてたくさんお話させていただきました。大泉さんとの撮影の日は朝から楽しみでした。私がお芝居で悩んでいるときは一緒に話してくださり、本当に救われました。

大泉洋 コメント

こんなに歳の離れた女性から一方的に好意を持たれるという役は、特に私みたいな俳優にはなかなか出会えない作品だなというのが最初の印象です。近藤という男が冴えない男という設定だから私に、ということなんでしょうけど(笑)。ただ演じていく上では、近藤はドキドキもするんだけど、その感情に戸惑う部分もあるといったような、微妙な心の機微を演じないといけないのでとても難しかったです。小松さんは本当に素晴らしかったです。よくお話もしてくれ、お会いする前はクールなイメージがあったんですが、とてもかわいらしい人だなっていうのがだんだん分かってきて、私は現場で常に癒されました。

(c)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (c)2014 眉月じゅん/小学館

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