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綿矢りさの同名小説をもとにした本作は、松岡扮するOLヨシカの恋を描くコメディ。ヨシカが中学時代から思いを寄せるイチを北村、ヨシカに猛アタックを仕掛ける同僚・ニを渡辺が演じた。
本作で映画初主演を果たした松岡は「8歳からこの仕事をしていて、14年目にして初めて主演を務めることができました。初主演作品の初日を皆さんと過ごせて幸せです」と観客に語りかける。宣伝のために106媒体の取材を受けたことから「ドラマ『コウノドリ』の撮影中だったので、綾野剛さんに『初主演だから、取材も大変だろう?』って言われたんです。そのときは50、60媒体くらいだったんですが、綾野さんは『100は行くね』っておっしゃっていて。さすが先輩、当ててきたな!って(笑)」と思い出を明かした。
ここでタイトルにちなんだ「最近震えたエピソードは?」という質問へ、キャストらがフリップで答えることに。松岡が「ドラマ『やすらぎの郷』で石坂浩二さんと加賀まりこさんとご一緒するシーンがあって、私を見てお二人が『茉優ちゃんはどういう女優になっていくんだろうね』とお話ししてくださったんです。それだけでも(心が)震えていたんですけど、『茉優ちゃんはそのままでいいよ』って言っていただいた」と話すと、その深みのあるエピソードに北村が「この先(答える人)が苦しいぞー!」と笑う。
同じ質問に渡辺は、ラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で自身が歌う本作の主題歌「ベイビーユー」がオンエアされたことに触れ「学生の頃から聞いている大好きな番組。爆笑問題の田中(裕二)さんに曲振りをしていただき、震えましたね」と笑顔に。次に振られた石橋は「しょうもなさすぎて、出したくないです!」とフリップを出し渋る。「杏奈ちゃんの、聞きたい! 大喜利じゃないから!」とフォローする松岡だったが、石橋のフリップをこっそり見ると「しょうもないわ!(笑)」とコメント。そして石橋が「ボトムスのチャック全開になりがち」というフリップを出すと、爆笑が起こった。
「僕の答えもしょうもないから!」と言っていた北村は、渡辺に「男見せてやれ!」とプレッシャーをかけられながら「歩いていたら靴底がベロンと……」というフリップで笑いを誘う。「散歩が趣味なので3駅くらい歩くことがあるんですが、途中から裸足で歩いてる感覚になって、振り返ったらそこに靴底が……。そのあとは擦って歩いてましたね」と再現する北村。松岡に「元旦に武道館でライブやるときは気を付けてね!」と言われると「ありがとね、宣伝までしてくれて」と感謝していた。
そして大九は、本作が東京国際映画祭のコンペティション部門の観客賞に輝いたことから「審査員長がトミー・リー・ジョーンズさんだったんです。この映画をご覧いただいた方の中には、今日ここにいるお一人お一人もいれば、トミー・リー・ジョーンズさんもいる。映画っていうものの素晴らしさを感じました」と語って拍手を受けた。
最後に松岡が「何年かして、皆さんに『そういえば俺、あいつの初主演映画の初日舞台挨拶行ったんだよ』と自慢していただけるような女優さんになれるようがんばっていこうと思います」と挨拶。さらに横に並んだ共演者たちを見ながら「これからの映画界を盛り上げていくのは私たちだと思います!」と宣言し、イベントを締めくくった。
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ナタリーさんの記事にも記述が。「学生の頃から聞いている大好きな番組。爆笑問題の田中さんに曲振りをしていただき、震えましたね」 https://t.co/6ekXR3wHAT