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大泉演じる探偵と、松田扮するその相棒・高田の活躍を描く本作。大泉が「かわいがって育ててきた息子のような映画が旅立っていきます!」と声を張る一方、松田は大泉のテンションの高さに圧倒されながら「こんなにたくさんの人たちにお越しいただいて……やっぱり初日って来るんですね」とつぶやくように挨拶する。2人の温度差に笑いが起きる中、大泉は「皆さんお気付きかと思いますが、面白いんですこの人は」と松田を見やり、「正直どっちが面白いか申し上げますと、ほんのちょっとだけ僕のほうが面白い。私はパンツ一丁になって小樽の冬の海に出て必死に笑わせようとしているのに、この男はたまーにぼそっとしゃべるだけなのにずいぶん面白い。……嫌いですよ、そういうところ(笑)」とぼやく。しかし「ただ、ここまで頼れる相棒はいない。松田龍平という男がこの映画に出てくれたのが何よりもラッキーで幸せなことだと思います」と続け、松田への信頼を口にした。
その言葉をくすくす笑いながら聞いていた松田は、「大泉さんのすごいところは?」と聞かれるも「うーん……」と考え込んでしまう。大泉に回答をせっつかれると、「大泉さんと話すと楽しい雰囲気になる。内容をちゃんと聞くとそんなに面白いこと言ってないんですけど、テンション上がるんですよ」とコメント。怒るわけでもなく「これだけ中身なく笑わせるっていうのはなかなかできないよ?」と得意げに返答する大泉に、松田は「大泉さんになりたいと思って、もう少しトークうまくなろうとがんばったんですけどやっぱり難しかった」と本作のキャンペーン期間のことを振り返った。さらに「今日もパーマかけてこようかなとちょっと思ってたんですけど、外見変えても無理だろうなと思ってありのままでいようと」という告白で登壇者たちを驚かせ、「すごく影響を受けて、シリーズ3作一緒にできて光栄でした」と大泉への感謝を語る。また本作でシリーズ初参加の吉田からは「(探偵と相棒が)ずっとそうやって生きてきたんじゃないかなっていう雰囲気が2人から出ていました」と感想が伝えられた。
実は本日、すでに“探偵”として一仕事終えてきた大泉。探偵が依頼を解決していく本作にちなみ、探偵に解決してほしい映画館にまつわる依頼をTwitterで募集する「#探偵は映画館にいる」キャンペーンが実施されていた。全国から500件を超える応募があった中、大泉が自ら選んだのは静岡・シネプラザサントムーンでのアルバイト。「12月1日10時から12時までのシフトで人が足りない」という依頼に応えるべく、大泉は朝から劇場に赴き、劇場スタッフの制服姿でチケットもぎり、パンフレット販売、劇場アナウンス、そして舞台挨拶をこなした。スクリーンにその模様が次々と映し出され、大泉が共演者たちに感想を求めると、北川は「付いていきたかった!」と目を輝かせる。一方で前田は「朝からそんなことされていたなんて!」と驚いてみせるが、あまりの棒読みっぷりに大泉からツッコミが。志尊も「僕が寝てる間に……お疲れ様です」と労いの言葉をかけたが、「寝てたのかよ!」と大泉が再びツッコむ羽目となった。
最後に大泉は「ついに公開になったということで、今日から探偵は“映画館”にいます。皆さんいろいろ大変なことやつらいこともあるかもしれません。そんなときは映画館にお越しください。必ず幸せになって、また明日もがんばろうという気持ちになる映画です」と本作をアピール。そして「3作目になりますが、僕たちはまだまだ作りたいです。まずはこの作品をヒットさせ、このシリーズを続けていきたいと思っています!」と観客への協力をあおいだ。
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