本日5月27日、「
満席の客席を見回し、ファンによる手作りの垂れ幕を見つけた山田は「垂れ幕を僕のために掲げてくれたなんて初めてです。公開まで判決を待つ被告のような気持ちでしたが、皆さんの楽しそうな顔を見てよかったなあと思っております」と無感量の様子。橋爪は「僕の名前もある」と顔をほころばせた。妻夫木は「続編があるのは本当にうれしいこと。現場も明るくて本当の家族のように一丸となって作りました」と述べ、蒼井は「パート3ができるといい。壇上にいる監督やキャストはSNSをやれていない人たちばかりなので、ぜひ皆さんのお力を貸してください」とアピールした。
山田が「気心の知れた俳優さんたちと仕事をするのは本当に楽しいこと。実際に本当の親戚とか家族はそんなに仲がいいわけではないですよね。だからこの家族は実際の家族以上に仲がいいです」と撮影を振り返ると、橋爪は「そうでもないです」とすかさず返答し、会場の笑いを誘う。
本作のテーマ“無縁社会”とは反対に“縁”を感じたエピソードを尋ねられた吉行は「山田監督の作品では4回、計6回も橋爪さんと長く連れ添った夫婦役をやってるんですよ」「でも橋爪さんはとにかく若い子が好きですからね。私のことないがしろにするんです」と笑顔で語り、客席を盛り上げる。
中嶋が「(林家)正蔵さんが山田監督の舞台に出演したとき、夏川さんと観に行って父兄参観みたいだった」と述懐すると、正蔵は「楽屋に入ってきて『よくがんばったね!』って肩を抱いてくれたときに縁を感じました」と回想。それを聞いた妻夫木は「俺たち夫婦は誘われてない……」、蒼井は「今、一気に寂しくなってます(笑)」と顔を見合わせた。妻夫木の「優ちゃんとは恋人同士の役が多くて結婚も今回は2回目だし、でも1回もキスシーンがないという不思議な関係なんですよ」とのコメントに司会者から「今後の可能性は?」と質問が飛ぶと、山田は「もう夫婦になっちゃったらしないんじゃない?」といたずらっぽく返す。
蒼井は「まだ10代のときに『学校』のオーディションを受けて落ちたんですよ。でもものすごい山田監督の映画が好きで、公開されるたびにお小遣いで観に行ってた」と明かす。続けて「今後、この仕事を続けて行くべきか立ち止まったときに、初めて『おとうと』という作品で山田監督からオファーをいただいて。何かを感じて今ここに至っております」と感慨深そうに語った。
※記事初出時、作品名に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。
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