「花芯」村川絵梨が安藤政信の奔放さにびっくり「フランスから来たのかと思った」

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花芯」のトークイベントが8月20日に東京・テアトル新宿にて行われ、主演の村川絵梨、監督の安藤尋が出席した。

「花芯」トークイベントより、左から村川絵梨、安藤尋。

「花芯」トークイベントより、左から村川絵梨、安藤尋。

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「花芯」 (c)2016「花芯」製作委員会

「花芯」 (c)2016「花芯」製作委員会[拡大]

本作は、瀬戸内寂聴が瀬戸内晴美の名で発表した同名小説をもとにした恋愛劇。夫の上司に恋をして肉体の悦びに目覚め、常識に背を向けながら“子宮”の命ずるまま生きることを選ぶ女性・園子の姿を描く。共演には林遣都安藤政信藤本泉落合モトキ毬谷友子が名を連ねる。

園子を演じた村川は「脚本を初めて読んだときはセリフが少なく、静寂や間をどう表現しようか考えました。今まで演じたことのない男性との絡みのシーンも安藤監督であれば大丈夫だと思って飛び込みました」と話す。安藤尋は、そんな村川の印象を「メリハリがありさっぱりしている。今どきの感じがない昭和的で稀有な女優さんだと思いました」と振り返る。

「花芯」トークイベントの様子。

「花芯」トークイベントの様子。[拡大]

イベントでは、村川が役作りにのめり込んでしまい「危なかった」と意味深なコメントをする場面も。さらに村川は「林遣都さんはとても真面目だったけど、安藤政信さんはいきなり音楽をかけたりしてとても自由な方でフランスから来たのかと思いました(笑)」と共演者とのエピソードを披露する。

また作品の完成後に対面したという瀬戸内については「お会いする前はものすごく緊張しましたが、『身体を張った演技でがんばってくださいました』と言葉をかけていただけたので安心しました。出版当時は“子宮作家”と言われ大変だったようで、あの人にこう言われたとか、あの雑誌にこう書かれて干されたとか鮮明に覚えてらっしゃって話してくれたんです。相当悔しかったんだなと感じ、改めて中途半端ではいけないなと気を引き締めました」と思い入れたっぷりに語った。

「花芯」は全国の劇場で上映中。なお本作は、大分・由布市の湯布院町で8月25日から行われる第41回湯布院映画祭にてスクリーンにかけられ、安藤尋と村川が登壇することが決定している。

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