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「モヒカン故郷に帰る」伊・ウーディネ映画祭でW受賞、沖田修一&松田龍平が歓喜

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ウーディネ・ファーイースト映画祭授賞式での沖田修一(中央左)と松田龍平(中央右)。

ウーディネ・ファーイースト映画祭授賞式での沖田修一(中央左)と松田龍平(中央右)。

イタリアのウーディネ・ファーイースト映画祭の授賞式が現地時間4月30日に行われ、「モヒカン故郷に帰る」が2つの賞に輝いた。

同作が受賞したのは、批評家賞にあたるブラックドラゴン賞と、観客賞第3位に贈られるブロンズマルベリー賞。ダブル受賞を達成した日本映画は過去に「おくりびと」「告白」があり、5年ぶり3作品目の快挙となる。

授賞式には、監督の沖田修一と主演の松田龍平が参加。まずはブラックドラゴン賞として英題の「Mohican Comes Home」が読み上げられると、2人は一瞬驚いたのち笑顔に。壇上に上がり盾を受け取ると、沖田は「本当にこの映画を選んでくださってありがとうございます。松田さんとこの舞台に立ててとてもうれしく思っています。松田さんありがとう、皆さん、ありがとうございます!」とスピーチ。松田は「グランデ! タンテ・グラッツェ!」とイタリア語で感謝を述べ、「僕も沖田さんの映画が大好きで、沖田さんに感謝の意を示したいと思います。ありがとうございます」と続けた。

2人が席へ戻っている間にブロンズマルベリー賞として再び本作のタイトルが読み上げられ、「沖田さん、カムバック!」と呼び戻される。2人は壇上で盾を受け取るとそれを大きく掲げ、喜びを噛み締めた。

受賞後のインタビューにて沖田は、「映画祭の上映でたくさん拍手をいただいて、それだけで十分だと思っていたのに賞までいただいて……しかも2つも!」と大興奮の様子。松田も「沖田さんと僕で1つずつ(盾を)持てることが幸せです、ありがとうございます」とコメントした。現地時間29日に開催された本作のヨーロッパプレミアの感想を聞かれると、沖田は「1200人というなかなかない規模の、日本ではない場所で、たくさんの方が映画を観る瞬間に立ち会いながら、皆さんの反応を1つひとつ新鮮な気持ちで感じました。また自分自身としても客観的に映画を楽しんで観ることができました」と振り返る。松田は「元気をもらいました。また沖田さんと作品を作りたいです!」と意欲を覗かせた。

「モヒカン故郷に帰る」は、恋人の妊娠をきっかけに広島へ帰郷したモヒカン頭のバンドマン永吉と、彼の家族が繰り広げる悲喜こもごもを描くホームドラマ。全国の劇場で上映中だ。

(c)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会

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