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夢枕獏の小説をもとにした本作は、世界最高峰のエベレストに魅せられた2人の男と、彼らに翻弄される1人の女を描いた山岳ロマン。山岳史上最大の謎を追うカメラマン・深町を岡田が、孤高の天才クライマー・羽生を
この日の舞台挨拶には、岡田、阿部、尾野、そして
司会から「深町のように、大切なものを犠牲にしてまで何かにのめり込んで挑んだことは?」という質問が挙がると、岡田は「壮大ですね……」と考え込む。そして「これは、阿部さんが相当なお答えを持たれていると思います」と無茶振りし、阿部から「この質問、本当にわからない。君、最悪な振りしてくれたね」と恨みを買う。そこで岡田は「風間くんから答えますか?」と後輩へ振るが、風間も佐々木へバトンを押し付ける。「この映画の中の男たちを観たあとに、自分が命を懸けて犠牲にしてるものなんてあるわけないやん!」とお手上げした佐々木はピエールへ、ピエールは尾野へと回答権を押し付け合い、最後に尾野が「この映画への挑戦は命を懸けた」と答えて全員の賛同を得た。
続いて、「この映画に参加して、感謝したい相手は?」という質問が。岡田は撮影に協力してくれたネパールの人々や20年間自分を応援してくれているファンに感謝を述べ、阿部に対しても「先輩の背中を見ながらお芝居の勉強もさせていただきました」とお礼の言葉を贈る。すると阿部から「山での撮影は本当に大変だったけど、岡田くんは現場の雰囲気を読んで前を歩いて行ってくれた。僕よりずっと歳下なのに過酷な現場を背負ってくれて、尾野さんと3人で支え合っていけた。本当にありがとう」と見つめられ、岡田は「今日、俺泣いてもいいですか?」と照れた表情を浮かべた。
さらに司会は、尾野へ「この映画の中で一番カッコいいと思う男性キャラクターと、この人とはやっていけないというキャラクターは?」と尋ねる。迷った挙句に尾野が「うーん……この作品の男の人たちは、女から見たら『なんてことするねん』って人ばっかりなんですけど。カッコいいって言ったら深町かなあ」と答えると、岡田は「僕ですか!? 羽生さんだと思った」とフリーズした阿部の顔を覗き込む。さらに尾野が“この人とはやっていけない”相手として羽生の名を挙げ、劇中でかつての恋人同士という間柄を演じた阿部は「あんなに愛し合っていたのに……」と落胆して笑いを起こした。
ここで、明後日3月14日はホワイトデーであることから、男性キャスト陣から紅一点の尾野へケーキのプレゼントが。エベレストの1万分の1サイズにあたる高さ88.48cmのケーキがステージへ運び込まれると、そのインパクトに尾野は口をあんぐり。岡田はその頂上へ「大ヒット!」と書かれた旗を立て、「山での撮影は、本当は僕らが気を使わないといけないのに、尾野さんからたくさん元気をいただいた。その思いを込めてホワイトデーのお返しです!」と感謝を表す。そしてイベントの最後は、岡田が「切ないほどに挑戦をする男たちとそれを信じて待つ女の物語。これをたくさんの方へ広めていただきたいですし、ぜひ劇場で迫力の映画を観ていただけたらと思います」と挨拶して締めくくった。
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