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夢枕獏の小説を原作とした本作は、世界最高峰の山・エベレストの魅力に取り憑かれた2人の男を描く山岳スペクタクル。山岳史上最大の謎を追うカメラマン・深町を岡田が、孤高の天才クライマー・羽生を阿部が演じ、2人を愛した女性・涼子に尾野が扮している。
本作は、メインキャストの3人やスタッフたちの計30名ほどで実際にエベレストに登り、邦画史上初となる標高5200mでの撮影が敢行された映画でもある。会見に登場した岡田は、「自分はもともとカメラと登山をやっていたのですが、この作品と出会うためにこれまでやってきたのではないかと運命を感じました」と明かす。撮影地に行くまでの登山中にも、カメラマン・深町としての役作りのため阿部の姿を撮り続けたとのことで、「ファインダー越しだとまた違うんです。どんどん阿部さんが羽生丈二になっていく。先輩の役作りを見ながら登っていくというのは自分にとっていい経験で、勉強させてもらいました」と阿部へ尊敬の眼差しを送った。
もともと登山経験がなかったという阿部は「日本の山でスタッフと一緒に2、3回練習しました。低酸素室にも行った」と努力を語る。しかし、実際のヒマラヤ登山に関しては「岡田くんは格闘技もやってるし、屈強じゃないですか。でも僕は彼を超える伝説のクライマー役なので、『大丈夫、大丈夫』って平気な顔をするのがつらかったですね(笑)」と打ち明けた。また「岡田くんは写真も上手なんですが、山にいる2週間、ストーカーのように僕のことを撮影してました。それは“羽生の生活を撮る”っていう役作りだったんですが、トイレまでついてくるから(笑)」というエピソードも披露。さらに阿部が「僕のことを撮った写真はすごくカッコいいんですよ。『これ俺か?』ってくらいの」と続けると、岡田は「その評判がよかったので尾野さんも撮ってみたんですが、なぜかうまく撮れなくて……すみません!」と尾野に頭を下げた。
会見の終盤では、“限界を超える挑戦”をテーマとした本作にちなみ、「来年、自分の限界を超えてチャレンジしてみたいことは?」という質問が。すると岡田は「もう1回(ヒマラヤに)行きたいです。あの景色が忘れられなくて。自分が立った場所のもうちょっと上に行きたいと密かに願っています」と野望を明かす。それを聞いた阿部は「そういう感じになるんですよね、山は。神に近いっていうか」とうなずくが、自身については「僕は岡田くんよりも3日早く撮影が終わったけど、岡田くんががんばってるから山に残ろうかなと思ったんです。でも結局心が折れて、『さようならー!』って手を振りながら先にヘリで下山しました(笑)。来年はそういうことのないようにがんばりたい」と笑いを誘う。また尾野は「私もエベレストにもう1回登りたいです! 5200mくらいだとてっぺんが見えるので、すごくストレスでした。来年とはいいませんが、いつかあの山に登ってみたい!」と熱望した。
最後に岡田が「力強い原作のもと、スタッフ・キャスト一丸となり実際に山に登って、限界を超えながら撮影した作品です。この映画をよろしくお願いいたしします!」とアピールし、会見を締めくくった。
「エヴェレスト 神々の山嶺」は3月12日より全国ロードショー。
※動画は現在非公開です。
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はるるん @haruru6zun1
岡田准一&阿部寛、標高5200mで撮影した「エヴェレスト」完成、「もう1回登りたい」 - 映画ナタリー https://t.co/MVh4XcAEzB
もう一回登りたいのか((((;゜Д゜)))
そしてチラリズムのこの肩は(´┐`)
黒スーツかな♡♡