映画ナタリー - 最新映画ニュースを日々配信

「私たちのハァハァ」舞台挨拶、松居大悟が「4人と離れるの寂しい」と涙目

188

「私たちのハァハァ」公開初日舞台挨拶の様子。

「私たちのハァハァ」公開初日舞台挨拶の様子。

本日9月12日、東京・テアトル新宿にて「私たちのハァハァ」公開初日舞台挨拶が開催され、キャストの井上苑子大関れいか真山朔三浦透子池松壮亮中村映里子、監督の松居大悟が登壇した。

「私たちのハァハァ」は福岡の女子高生4人が、東京で行われるクリープハイプのライブを観に行くため、1000キロの道を自転車で駆け抜けるロードムービー。松居はこの映画を作ったきっかけについて「ずっとクリープハイプのMVを撮っていたんですけど、その感想をエゴサーチすると観た人によって感想が違って、制作側が意図したテーマをはるかに超えた解釈もあって面白くて。僕にとってファンが一番身近な存在なので、どうしてファンを主役にしたこういう映画がないんだろう?と思ったんです。もともと光が当たってる人の映画なんてあって当たり前なので、カウンターのつもりで作りました」と明かす。

続いて「4人で普段過ごしている空気感のままの映画を作っていただいたのですごく思い入れがあります。1人で秘密を抱えているような気持ちで公開を待っていたので、やっと皆さんのもとに届けられるのがうれしいです」と話した三浦をはじめ、井上、大関、真山も去年の夏に撮影してから本日公開を迎えたことへの感動を語っていく。するといつのまにか松居が「感慨深くなってきた……」と涙目に。「撮影後もライブを観に行ったり一緒に取材を受けていたりしていたんですけど、ようやく初日を迎えてこの映画がみんなのものになっていくんだと思うと……僕らはもう会わなくなるんだなって……」と本音をこぼす。さらに松居は、制作中も4人の演じる主人公たちに感情移入しすぎて、彼女たちが中村の演じるキャラクターに叱られる重要なシーンを「責められるのが辛い」という理由で一度はカットしてしまったとのこと。「切ったらスッキリしたんですけど、皆に『戻せ戻せ』って言われて」と話し、笑いを誘った。

中村は本作について「松居さん、またいい映画作っちゃったなと。撮影中はスタッフの方たちが4人のことを日々好きになっていくのがわかって、愛されているんだなって、ちょっとうらやましいと思いました」とコメント。松居の「自分の事ばかりで情けなくなるよ」にも出演している池松が「松居さんとは何度も一緒にやってきましたけど、僕は今回が一番面白いと思う。だから僕はもう、松居組を引退しようかなと思いました。あとは4人に任せて」と発言し、4人から「いやいやいや!」とツッコミを受ける場面も。

最後に松居が「もともとこうやって劇場に足を運んでくださったり、感想を話してくださったりする方への私信のような気持ちで作ったので、今はそうやって広がっていったらいいなという気持ちと……みんなと離れ離れになるのは寂しいなという気持ちです」と改めて心境を語り、会場は拍手に包まれ舞台挨拶は終了した。

「私たちのハァハァ」はテアトル新宿ほかにて上映中。なお本日より、真山演じるチエのその後を描いたクリープハイプの新曲「クリープ」のMVも、YouTubeにて公開されている。

映画ナタリーをフォロー