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ロカルノ映画祭で邦人初の快挙、濱口竜介監督作で4名が最優秀女優賞に輝く

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第68回ロカルノ国際映画祭授賞式の様子。

第68回ロカルノ国際映画祭授賞式の様子。

第68回ロカルノ国際映画祭インターナショナルコンペティション部門に出品された唯一の邦画作品、濱口竜介監督作「ハッピーアワー」が最優秀女優賞を獲得した。同賞を日本人が受賞するのは今回が初となる。

「ハッピーアワー」は30代の女性たちが恋愛や結婚、夫婦間の問題に悩む姿を描いた5時間を超える長編作品。主な出演者は2013年に兵庫・神戸で行われた「濱口竜介 即興演技ワークショップ in Kobe」の参加者で、演技未経験者を多数含んでいる。賞が贈られたメインキャスト、田中幸恵、菊池葉月、三原麻衣子、川村りらの4人も同ワークショップの受講生で、これまで映画やテレビの出演経験はないという。なお今回は濱口、野原位、高橋知由が共同執筆した脚本もスペシャルメンションというかたちで表彰された。

スイスにて現地時間8月15日に行われた授賞式には、主演女優4人がそろって登壇。代表で挨拶した田中は「この賞は私たち4人だけでなく、出演者全員で獲れたと思っています。私たちはずっと濱口監督、そして濱口監督のチームに多大なる誇りを持っています」と感謝の思いを述べた。

当初の撮影期間を延長して行うため、クラウドファンディングで約465万円の支援を受けて製作された「ハッピーアワー」。同作は12月より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

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