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草食化する映画界に警鐘を、奥田瑛二主演「赤い玉、」がモントリオール映画祭へ

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「赤い玉、」メインビジュアル (c)「赤い玉、」製作委員会

「赤い玉、」メインビジュアル (c)「赤い玉、」製作委員会

奥田瑛二主演「赤い玉、」が、カナダにて現地時間8月27日から開催される第39回モントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門に正式出品されることが決定した。

監督の高橋伴明と奥田、ともに60代の2人が“草食化している若者や映画業界に奮起を促したい”という願いを込めて制作した「赤い玉、」。主人公の映画監督・時田修次が突如現れた1人の女子高生によって人生を狂わされていく物語は、“老い”が“性”に追いつく時間の葛藤や焦燥感、それでも求め続けるしかない人生を表現したものだ。高橋は現在、京都造形芸術大学の映画学科長も務めており、同大学の俳優コース出身者である村上由規乃花岡翔太土居志央梨上川周作らが出演を果たしている。

このモントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門へは、昨年石井裕也の監督作「ぼくたちの家族」が出品された。なお奥田は2006年の本映画祭にて監督作「長い散歩」でグランプリ、国際批評家連盟賞、エキュメニック賞の3冠を達成しているほか、高橋も2010年に製作した「BOX 袴田事件 命とは」がワールドコンペティション部門へ正式出品された経験を持つ。

「赤い玉、」は9月12日より東京・テアトル新宿ほかにて全国順次ロードショー。

奥田瑛二 コメント

この度は高橋伴明監督作品でモントリオール。
同世代の監督と一つになって作り上げた作品「赤い玉、」。
鬼才、異才、入混じっての久方ぶりの日本オトナ映画。
さぁ、フランス語圏モントリオール、BANMEI・OKUDAのタッグをどう観るか? 赤い玉の連発か!

高橋伴明監督 コメント

どのような形であれ、学生が中心になって制作された作品が世界に向けて発信されることは、学生に大きな刺激、喜びを伴って将来への夢をもたらすでしょう。奥田瑛二をはじめとする協力していただいたプロのスタッフ、キャストに心より感謝申し上げたい。

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