佐藤二朗が純真な心で声優に挑んだ「インサイド・ヘッド」アフレコ裏話

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ディズニー / ピクサー最新作「インサイド・ヘッド」のティーチインが7月3日、東京のウォルト・ディズニー・スタジオ試写室にて行われ、物語の鍵を握るキャラクター、ビンボンの日本語吹替を担当した佐藤二朗が出席した。

「インサイド・ヘッド」ティーチインイベントに出席した佐藤二朗。

「インサイド・ヘッド」ティーチインイベントに出席した佐藤二朗。

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「インサイド・ヘッド」(c)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

「インサイド・ヘッド」(c)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.[拡大]

本作は「モンスターズ・インク」「カールじいさんの空飛ぶ家」のピート・ドクターが手がけたファンタジー。11歳の少女ライリーの頭の中にある5つの感情たちが、心を閉ざした彼女を救うため冒険を繰り広げていくさまを描く。

まずはじめに映画の感想を尋ねられると、佐藤は「僕は3歳の子供がいるんですけど、完全に子供のことを思い出して号泣していました。もう、嗚咽です」と照れくさそうに話す。

佐藤にとって声優初挑戦となる本作。ライリーの空想上の友達ビンボンに抜擢されたときの心境について「ピクサー作品のキャラクターはすごく澄んだ心を持っているイメージだったので、こんな薄汚れたおじさんでいいんだろうか……と少し不安になりました」と明かす。また劇中で歌を披露する場面に触れ、「すごく音痴というわけではないんですけど、オタマジャクシ(音符)が分からないから……。100回歌って。100本ノックのように、何度も繰り返しました。血がにじみました……」と淡々とした口調で当時を振り返り、客席の笑いを誘った。

続いて「愉快なキャラクターを演じるにあたって参考にしたものは?」と司会者から質問が飛ぶ。すると佐藤は「ライリーが頭の中にビンボンを生み出したのは3歳で、うちの子と同い年なんです。 下品で意味不明な歌を突然歌い出す子なので、あまり参考にはなりませんでしたが。うれしいときはうれしく、悲しいときは本当に悲しいというように、感情の振り幅をいつもの200倍300倍にして、純真な気持ちで挑みました」と語る。

最後にこれから映画を観る人へのメッセージを求められると、佐藤は「どの年代のどんな立場の人が観ても自分の物語だって感じてもらえると思います。なにせ人間の頭の中の物語なので、どんな人にも刺さるのではないかと。1人でも多くの方に観てほしいです。僕は意味不明な歌を歌う3歳の息子と観ます!」とにんまりと笑い、イベントを締めた。

「インサイド・ヘッド」は7月18日より全国ロードショー。

※動画は現在非公開です。

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