「ブラフマン」未鑑賞のTOSHI-LOW、「SFじゃないんだ」とびっくり

4人組バンドBRAHMANを追ったドキュメンタリー「ブラフマン」の完成披露先行上映会が、本日6月30日、東京・新宿バルト9にて行われ、舞台挨拶に監督の箭内道彦とBRAHMANボーカルのTOSHI-LOWが登壇した。

かつてCMで一緒に仕事をしていた2人。登場と共に箭内が「『シーチキン食堂』を作りました箭内です」と挨拶すると、TOSHI-LOWも「『シーチキン食堂』の漁師をしてますTOSHI-LOWです」と自己紹介して観客を笑わせた。

作品が完成した感想を尋ねられた箭内は「完成するまで誰にも『映画を撮った』って言わないって決めてた」と明かす。「恥ずかしいし、いい作品なのかどうかわかんなかったから。でも友達や評論家の人が観てくれたあと『そんなにひどいもんでもないのかな？』っていう反応をもらえたので、『ああ、大丈夫なんだ』って思えた」と説明すると、TOSHI-LOWは「そんなに自信ないの？ 大丈夫？（笑）」と箭内の顔をのぞき込んだ。その後も箭内が「あと、俺がけっこう映っちゃってるんだよね。メンバーがしゃべってる後ろのガラスとか見るとだいたい俺が映り込んでるし、話もけっこう遮っちゃってるし……。あれは怒られるかもな」と心配していると、それを聞いたTOSHI-LOWが「ありのままの箭内道彦を見せちゃってるんだ」と笑いに変える一幕も。

イベントの中盤で、TOSHI-LOWはまだこの映画を観ておらず、この舞台挨拶後の上映で初めて鑑賞することが明かされると観客からは驚きの声が。それゆえTOSHI-LOWは作品に関するあらゆることをノーチェックで通したとのことで、ライブハウスの楽屋の様子を収めた写真が使われた本作のポスターについて「もっと映画っぽい写真なかったの？」と尋ねる。箭内が「これ、特に何も起きない映画だからね」と返すと、TOSHI-LOWは「SFじゃないんだね（笑）。CGも使われてないの？」と冗談を飛ばした。

最後に箭内は「BRAHMANを嫌いな人もこの映画を観たら好きになると思うし、もともと好きな人はさらに好きになってくれると思います」とアピール。TOSHI-LOWは「箭内さんのカメラに詰まってるものは俺らにとって何一つ隠すものではないし、楽しみにしています。文句は観終わってから言います」と期待を高めた。

「ブラフマン」は7月4日より新宿バルト9ほかにて全国ロードショー。

※動画は現在非公開です。