大場つぐみ、小畑健によるマンガを原作とした「バクマン。」は、高校生男子2人がマンガを共作し、週刊少年ジャンプでの連載を目指す青春物語。主人公のコンビを
予告編では、サカナクションの曲に乗ってジャンプの3大原則である「努力、友情、勝利」の文字が踊り、編集者からのダメ出しや同い年の天才マンガ家の出現といったさまざまな壁を主人公たちが乗り越えようとするさまが描かれている。
主題歌の曲名は「新宝島」。この曲を制作するにあたりさまざまなマンガを研究したというボーカルの山口一郎が、1947年に発表された手塚治虫の作品と同じタイトルを付けた。音楽家として「モノを作る苦しみ」に共感した山口が、「線を引く」をテーマに6カ月かけて完成させた歌詞には、「丁寧に描くよ」というフレーズも。
サカナクションが劇中音楽を担当するのは本作が初めてであり、登場人物がマンガを執筆するペンの音がそのまま音楽になっていくといったような、緻密な計算のもと構築された音楽が全編で響きわたる。この映画化企画が立ち上がったとき、真っ先にサカナクションへオファーすることを思いついたという大根は「サカナクションの楽曲に導かれるように、僕はこの映画『バクマン。』を作ったのかもしれません」とコメントを寄せた。
なお同時に、
大根仁監督 コメント
映画「バクマン。」の企画が立ち上がったとき、内容よりもキャストよりも真っ先に思いついたのは、 サカナクションに音楽を担当してもらうことでした。そしてその直感は、映画が完成した今、まったく 間違っていなかった。劇中音楽はもちろん、主題歌も、映画の空気に見事に溶け込み、世界観を作り上げています。いや、むしろ、サカナクションの楽曲に導かれるように、僕はこの映画「バクマン。」を作ったのかもしれません。
山口一郎(サカナクション) コメント
今回のお話を頂いたとき、大根監督は音楽やカルチャー全般に対する感覚が 似ている"同じ種族"の方なので、面白いものが作れるんじゃないかなと思いました。劇伴に関してはバンドとしては初めてのトライでしたが、映画全編にわたってずっと音楽を鳴らしたいという大根監督のイメージにしっかりと寄り添える仕上がりになったと思います。主題歌の「新宝島」は書き上げるのにとても苦しみました。なかなか歌詞が書けなかった時、大根監督に「自分の線を引けるようになることが漫画家の一人前の証 」という漫画家さんのエピソードを聞いて、「線を引く」というワードをテーマに書き進めることにしました。結果、書き上げることができた「新宝島」という主題歌は、「歌詞を書く」というミュージシャンの葛藤と、漫画家さんの「描く」ということの葛藤を重ねることができた。これからのサカナクションにとっても自信を持ってお送りできる作品に仕上がったと思います。
※動画は現在非公開です。
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