ケイト・ブランシェットが鳴り止まぬ拍手に涙、カンヌでトッド・ヘインズ新作上映

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現地時間5月17日、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にてトッド・ヘインズの監督最新作「CAROL(原題)」が上映され、主要キャストのケイト・ブランシェットルーニー・マーラが、ヘインズと共に舞台挨拶に登壇した。

第68回カンヌ国際映画祭レッドカーペットの様子。左からルーニー・マーラ、トッド・ヘインズ、ケイト・ブランシェット。(撮影:Kazuko Wakayama)

第68回カンヌ国際映画祭レッドカーペットの様子。左からルーニー・マーラ、トッド・ヘインズ、ケイト・ブランシェット。(撮影:Kazuko Wakayama)

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「CAROL(原題)」のワンシーン。

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「CAROL」は、「見知らぬ乗客」「太陽がいっぱい」などで知られるパトリシア・ハイスミスの同名小説を原作にしたラブストーリー。1950年代のニューヨークを舞台に、離婚訴訟中の人妻と、彼女と恋に落ちるジャーナリスト志望の女性が巻き起こす逃避行の行方を追う。娘の親権を巡り夫と争っているキャロルに「ブルージャスミン」のブランシェットが、デパートのおもちゃ売り場でアルバイトをしているテレーズに「ドラゴン・タトゥーの女」のマーラが扮する。

「CAROL(原題)」のワンシーン。

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ミステリアスな女性キャロルに演じたブランシェットは、「彼女が特別だったのは、性的倒錯を抱えていながらもよき母であり、よき妻であり、ヘテロセクシャルのカップルと変わらない生活をしていたこと」とコメント。続けて「私にとって、これは性的倒錯を超えたラブストーリーだと思った。性的嗜好に関わらず恋に落ちることは、誰でも起きうることよ。津波のようなものでしょう」と作品に対して強い共感を寄せる。

ブランシェットとは、「アイム・ノット・ゼア」以来2度目のタッグを組んだヘインズ。「実は、私が監督として参加したときにはケイトが主演することが決まっていたんだが、原作と脚本を読んだときに、キャロル役はまさにケイトにふさわしい役だと思った。次に、ケイトにぴったりなパートナーを見つける必要があった。そして、ルーニーに出会ったんだ」とキャスティングの秘話を語った。

上映では、スタンディングオベーションが6分以上鳴り続き、感極まったケイトが涙ぐむ一幕も。場内の歓声は3人が退場するまで鳴り止むことはなかった。

「CAROL」は、2016年初春より全国ロードショー。

ケイト・ブランシェット コメント

パトリシア・ハイスミスが書くキャラクターは比喩が多く謎に満ちていて、ミステリアス。キャロルはまさにそれを象徴するようなキャラクターだわ。キャロル自身は自分が何者なのか、どんな感情を抱き、どんな性的嗜好を持っているかもすべて把握している。彼女が特別だったのは、性的倒錯を抱えていながらもよき母であり、よき妻であり、ヘテロセクシャルのカップルと変わらない生活をしていたこと。私にとって、これは性的倒錯を超えたラブストーリーだと思った。性的嗜好に関わらず恋に落ちることは、誰でも起き得ることよ。津波のようなものでしょう。

ルーニー・マーラ コメント

物語の始めのほうでは、テレーズは満ち足りていないの。仕事もあるし、ボーイフレンドもいるけれど、キャロルに会うまではどんな将来が彼女を待っているのかわかっていなかった。キャロルはテレーズの人生に竜巻のように現れるの。ケイトは、「恋に落ちるって津波のようなもの。選ぶことなんてできないのよ」と言ったわ。人生がまだ定まっていない彼女にとってキャロルとの出会いは開眼でもあると共に、混乱をもたらしたの。特に、彼女たちが存在した1950年代ではね。

トッド・ヘインズ コメント

ケイト・ブランシェットには「アイム・ノット・ゼア」で変幻自在で類を見ないボブ・ディランを演じてもらったが、今回はまったく新しい冒険だった。実は、私が監督として参加した時にはケイトが主演することが決まっていたんだが、原作と脚本を読んだ時に、キャロル役はまさにケイトにふさわしい役だと思った。次に、ケイトにぴったりなパートナーを見つける必要があった。そして、ルーニーに出会ったんだ。

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