1990年代に実際に起きたスキャンダルの真相を、さまざまな角度から見つめる本作。当時36歳の女性が13歳の少年と不倫関係に陥ったうえに獄中で彼との子供を出産し、刑期を終えたあと結婚したというニュースが、23年を経て映画化されることに。女優のエリザベスが登場人物のモデルであるグレイシーとジョーを訪ねるが、役作りのための“調査”は次第にエスカレートしていく。ポートマンがエリザベス、ムーアがグレイシー、チャールズ・メルトンがジョーに扮した。
映像内でヘインズは脚本について「本作のテーマは道徳的に不確かな要素が多いが、抑制しつつも観察力が鋭くニュアンスとウィットに富んでいた」と語る。また「(グレイシーは)非常に強情な一面がある。同時に少女のような好奇心を持ち合わせているんだ。少し舌足らずな話し方でジュリアンはそれを表現している」「ナタリー・ポートマンの演技は尋常じゃないほど洞察力に優れている」と出演者の演技をたたえた。
サミー・バーチが手がけた脚本が第96回アカデミー賞の脚本賞にノミネートされた「メイ・ディセンバー ゆれる真実」は、7月12日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。
※「メイ・ディセンバー ゆれる真実」はR15+指定作品
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「メイ・ディセンバー」監督トッド・ヘインズがナタリー・ポートマンの洞察力を称賛(インタビュー映像あり)
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