グリーナウェイの耽美な世界に自宅が染まる、爛熟期の3作品が初Blu-ray化

イギリスの鬼才ピーター・グリーナウェイの作品を収めた「ピーター・グリーナウェイ 爛熟期 Blu-ray BOX」が、明日5月13日に発売される。

このBOXには、グリーナウェイが1988年から1993年にかけて手がけた作品の中から「ベイビー・オブ・マコン」「プロスペローの本」「数に溺れて」の3作品が収められるほか、評論家の滝本誠による解説書を封入。すべての作品が、無修正HDリマスター版として初めてBlu-ray化される。

「ベイビー・オブ・マコン」は、17世紀イタリアを舞台に、目前で演じられている宗教劇の舞台に乱入した男が、虚構と現実の間を行き来する姿を映す。「プロスペローの本」では、シェイクスピアの戯曲「テンペスト」をもとに、魔法の本を手に入れた男の復讐劇がつづられる。「数に溺れて」は、カンヌ国際映画祭で芸術貢献賞に輝いたヒューマンドラマで、3世代にわたる女性たちが巻き起こす死のゲームの行方を追う。

バロック絵画を思わせる絢爛豪華な美術や、主に中世を舞台とした難解な物語で知られるグリーナウェイ。アートフィルム界で確固たる地位を築き、今なお人気を誇る名匠の作品をまとめて堪能してみては。

なおBlu-ray BOX収録の3作品は、同日に単品のDVDでも発売される。