中つ国よ永遠に「ホビット」17年間のプロジェクト最終章

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作とその前日譚を描く「ホビット」シリーズ。17年間にわたるプロジェクトが完結を迎えた最終章「ホビット 決戦のゆくえ」のBlu-ray / DVDが4月22日に発売される。

今回リリースされる「ホビット 決戦のゆくえ ブルーレイ＆DVDセット」「ホビット 決戦のゆくえ 3D＆2D ブルーレイセット」には50分を超える映像特典が収録される。中でも「中つ国よ 永遠に ～紡がれる物語～」では監督を務めたピーター・ジャクソンの17年前のインタビューやメイキングなどから、6本の映画にまたがる物語を振り返ることができる。

またビルボ役のマーティン・フリーマン、バルド役のルーク・エヴァンス、レゴラス役のオーランド・ブルームら「ホビット」シリーズのメインキャストに加えて、フロド役のイライジャ・ウッド、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンなど「ロード・オブ・ザ・リング」出演者のインタビューも収録。

さらに両シリーズの連動する部分が明らかになる映像も。例えば「ホビット 思いがけない冒険」でビルボが剣を手にするシーンと第1作目の「ロード・オブ・ザ・リング」でビルボがフロドに剣を渡すシーン。2つの場面を続けて観ることで物語のつながりを再確認できる。

メイキングシーンでは竜を退治するシーンを撮影中のルーク・エヴァンスが「竜は見えないからベネディクト・カンバーバッチの顔を想像しながら演技したよ」とジョークを言う姿や、オーランド・ブルームがスタッフとおそろいのエルフ語のタトゥーを披露する場面など、17年間ほぼ同じスタッフで撮影したからこその現場の雰囲気が垣間見える。

そのほか圧巻の軍勢を映像化する制作の裏側に迫った「五軍の合戦」、「最後のお別れ」のMV、「中つ国の舞台：ニュージーランドの風景Part3」などが収められている。貴重な映像が詰まったこの特典で、物語の世界観を隅々まで味わってみては。