新鋭グザヴィエ・ドランの過去作をおさらい上映、トークイベントも

グザヴィエ・ドランが監督を務めた過去4作品を一挙に上映する「『Mommy／マミー』公開記念：グザヴィエ・ドラン監督特集」が、4月11日から24日まで東京・UPLINKで開催される。

“現代のアンファン・テリブル（恐るべき子供たち）”と称されるドランは、19歳で手がけた初監督作品「マイ・マザー」で注目を集め、瞬く間にスターダムにのし上がった。続く長編2作目「胸騒ぎの恋人」、長編3作目「わたしはロランス」が共に、カンヌ国際映画祭ある視点部門で上映され、順調にキャリアを重ねている。さらに長編4作目「トム・アット・ザ・ファーム」が、第70回ヴェネツィア国際映画祭で国際批評家連盟賞に輝き、多数の映画人から賞賛を受けた。

イベントは、第67回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した「Mommy／マミー」の日本公開を記念して催される。また4月20日の「わたしはロランス」上映回では、東京大学教授の安冨歩と女装家ヴィヴィアン佐藤がトークショーを行う。

なおドランは俳優としても活躍しており、チャールズ・ビナメがメガホンを取った主演作「エレファント・ソング」の日本公開が2015年6月に予定されている。ファンはもちろん、まだこの映画界の新星に触れたことがないという人も、その輝きを確かめに行ってみてはいかがだろうか。