「煉獄に笑う」開幕、鈴木拡樹「1日約10時間、汗をかき続けてきました」

舞台「煉獄に笑う」が、本日8月24日に東京・サンシャイン劇場で開幕。これに先駆けて公開ゲネプロと囲み取材が行われた。

唐々煙のマンガを原作とし、西田大輔が脚本・演出を手がける本作。戦国乱世を舞台に、300年に1度、日ノ本（ひのもと）最大の湖・琵琶湖に蘇ると言われる伝説の化物“大蛇（おろち）”の力を求め、武将たちが凌ぎを削る。鈴木拡樹が石田佐吉役で主演を務め、曇芭恋役に崎山つばさ、曇阿国役に前島亜美、島左近役に中村誠治郎、芦屋弓月役に浅田舞、百地丹波役に吉野圭吾がキャスティングされている。

劇中では和楽器バンドの楽曲「雪よ舞い散れ其方に向けて」がテーマソングとして物語を彩る。さらに劇中で使用される、崎山つばさ with 桜menによる楽曲「月花夜」のシングルが、11月1日にリリースされることも決定。作詞・作曲はボカロ曲「千本桜」で知られる黒うさPが手がけている。

ゲネプロ後の囲み取材には鈴木、崎山、前島、中村、浅田、吉野が登壇。鈴木は「約1カ月、1日約10時間、汗をかき続けてきました。“何の旅に出たのか”と、ふと考えることもありましたが、こうして無事初日を迎えられました。改めて、お客様と共に新鮮な空間を作りたいです」と意気込みを語った。

崎山は「とにかく舞台がすごいので、楽しんでいただきたいです」と観客に呼びかけ、前島は「間違いなく満足していただける舞台です。1人でも多くの方に観ていただきたい」と自信をのぞかせた。

本作で台詞のある舞台に初挑戦する浅田は「この1カ月間、初めてのことだらけでした。まるで有酸素運動をしっぱなしのような舞台です。全力で、無事に駆け抜けられたら」と心中を語る。記者から浅田の演技について尋ねられた鈴木は「とにかく回転がすごかったです。そして、表現力が素晴らしい。とても華がある」と賛辞を送った。

公演は8月24日から9月3日まで東京・サンシャイン劇場、9月8日から10日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて。なお大阪の千秋楽公演では、ライブビューイングが実施され、CSテレ朝チャンネル1にて公演が生中継される。