7月2日から26日まで東京・歌舞伎座で「七月大歌舞伎」が上演される。公演に先がけ、本日6月7日に東京・六義園で
「七月大歌舞伎」では、海老蔵扮する徳川綱吉の側近・柳澤吉保が出世していく様子を描いた「柳影澤蛍火」が演目の1つとして上演される。吉保が造営した六義園を散策したのち、囲み取材に応じた海老蔵は「今回共演する
また自身と吉保との共通点を問われ、「今は特にないかもしれないですね。それよりも見習っていきたい点が多くある。六義園を訪れて、改めて彼の素晴らしい美意識に脱帽。私も年齢を重ねて美しいものを愛でるという気持ちがわかってきた気がする。これからも感性を磨いていければ」と述べる。
またドラマや映画などで主に悪役として描かれることが多い吉保について「そういうところが逆にいいんじゃないですかね。人間というのはきちんと真面目にやっているから出世するというものでもなく、悪に手を染めながらも出世していく人もいる。何よりも吉保の出世には葛藤があった。彼を単なる悪とは言い切れないと思うんです。人間の生きる性、実直なまでの出世欲をいかに表現するかが今回の課題。彼の魅力を伝えられるように日々精進します」と語り、公演に向けて意気込みを見せた。
「七月大歌舞伎」
2016年7月2日(土)~26日(火)
東京都 歌舞伎座
昼の部:「『柳影澤蛍火』柳澤騒動」「流星」
夜の部:「荒川の佐吉」「鎌髭」「景清」
市川海老蔵のほかの記事
リンク
- 七月大歌舞伎 | 歌舞伎座 | 歌舞伎美人(かぶきびと)
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ryugo hayano @hayano
「七月大歌舞伎」柳澤吉保ゆかりの地・六義園を市川海老蔵が散策(海老蔵の吉保,歌舞伎の役柄で言えば 色悪 ですね) https://t.co/8cU7TtcR2N