坂本龍一、山崎豊子ドラマのテーマ曲を書き下ろし
2009年7月30日 19:57 1
坂本龍一がドラマのメインテーマを手がけるのは、2000年放送の日本テレビ系ドラマ「永遠の仔」に提供した「LOST CHILD」以来約9年半ぶりのこと。「不毛地帯」は山崎豊子原作、唐沢寿明主演の話題作で、高度成長期の日本を舞台に、戦争体験の葛藤を抱えながらビジネスの世界で戦う男を描いた超大作となっている。
また、このドラマには唐沢寿明のほか、和久井映見、多部未華子、柳葉敏郎、小雪、古田新太、阿部サダヲといった個性派たちが出演し、スケールの大きなストーリーを盛り上げる。
長部聡介プロデューサーコメント
「不毛地帯」をドラマにしようと考えたときから、音楽は坂本龍一さんにお願いしたいと思っていました。この作品で描く終戦から30年という時間的長さと重さ、戦争と経済復興、家族、愛、という多面的なテーマ、全体的スケール感……それらをすべて背負っていけるような音楽、ということを考えると、普通の音楽家では成立しないのではないかと思ったんです。実現するかしないかはともかくとして、相当早い段階からイメージしていましたね。具体的にはレコード会社を通じて打診したのがおそらく2年くらい前。劇伴を手がけていただくのか、プロデュース的な関わり方なのか、あるいは一曲書き下ろしていただくのか、いろんな形が考えられましたが、どういう形かは別にして、とにかくこのドラマのために、この作品に見合った楽曲を書いていただけないか、とオファーしました。坂本さん本人にお会いして作品のコンセプト、テーマについて説明し、その結果、メインテーマを書き下ろしていただくことになったんです。
タグ
リンク
- 不毛地帯 - フジテレビ
- commmons
- siteSakamoto
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
音楽ナタリー @natalie_mu
坂本龍一、山崎豊子ドラマのテーマ曲を書き下ろし http://natalie.mu/news/show/id/19289