ピエール瀧ヴィレヴァンサイン会でファン100人と握手

ピエール瀧が昨日12月10日に東京・ヴィレッジヴァンガード渋谷宇田川店にてサイン会を開催した。

これは瀧が原作を、漫☆画太郎が作画を担当した単行本「虐殺!!! ハートフルカンパニー」の刊行を記念して行われたもの。サイン会には、ヴィレヴァン渋谷宇田川店にて100冊限定で販売された画太郎のサイン入り書籍を手に入れた人たちが集まった。

サイン会で瀧は、1人ひとりの名前を聞きながら、丁寧にサインを記入。列の先頭に並んでいた男性が「人生のコピーバンドやってるんです、聴いてください」とCD-Rを渡すと、「危ないのやってんなー（笑）」と応じ、笑顔を見せる。その後もファンが続々と瀧に思いのたけをぶつけていった。

また今回サインが記入されたのは、書籍のカバー裏。そこにはあらかじめ画太郎によるサインとイラストが記入されていたが、100冊それぞれ異なるイラストが描かれていたため、瀧がカバー裏をじっくりと眺める場面も。「ハズレ」と書かれた横に仏・サルコジ大統領のような男性が描かれていたり、「当たり」という文字の横にひどい下ネタの絵がしたためられていたりと、画太郎節炸裂のイラストの数々に、瀧も笑いをこらえきれない様子だった。

「原作はどんなふうに作ったんですか」という客からの質問には「無駄話をずっとして」と、「連載終わっちゃってさみしかったです」という告白には「雑誌が廃刊になっちゃったからねー、俺にはどうしようもないよね（笑）」と、次々に投げかけられる問いかけにも気さくに答えていた瀧。またサインが終わると、客と握手を交わすサービスぶりで、幸運な100人は満足そうに店をあとにしていた。

「虐殺!!! ハートフルカンパニー」は、2000年に雑誌「コミックバウンド」で連載されていた作品に加筆してまとめた書籍。単行本化にあたり、連載時から構成を大幅に変更した上、100ページを超える描き下ろしページを追加した“完全版”に仕上がっている。